【デトロイトモーターショー2017】ボルボ、新自動運転車開発プロジェクト発表…「人」が中心

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ハイン一家とボルボカーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEO(デトロイトモーターショー2017)
ハイン一家とボルボカーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEO(デトロイトモーターショー2017) 全 2 枚 拡大写真

スウェーデンのボルボカーズは1月9日、米国で開幕したデトロイトモーターショー2017において、新たな自動運転車の開発プロジェクトを発表した。

すでにボルボカーズは、自動運転車の研究開発に取り組んでいる。今回のプロジェクトは、従来のものとは異なり、「人」を中心に据えているのが特徴。

デトロイトモーターショー2017では、プロジェクトに参加する4人家族を発表。スウェーデン・イェーテボリ在住のハイン一家が、一般ユーザーが参加し、一般に販売されている車両を用いて公道を走行する、実生活を想定した自動運転研究プログラム、「Drive Meプロジェクト」への参加者として選ばれた最初のファミリーとなった。

Drive Meプロジェクトは、公共、民間、および大学機関が参加して行われる共同研究プログラム。ボルボカーズによると、この取り組みは、おそらく現時点において最も先進的、意欲的かつ大規模な、実生活を想定して公道で行われる自動運転研究プロジェクトとなるという。

このプロジェクトでは、2017年中にスウェーデン・イェーテボリの公道において、そのエリアで実際に生活する人々が、最大100台の自動運転車を使用。Drive Meプロジェクトは近い将来、世界の他の都市でも行われる計画。

ボルボカーズは2021年までに、最初の完全自動運転車を市場に導入することを目指す。ボルボカーズは、「完全自動運転車の提供を急ぐあまり、多くの自動車メーカーが最も重要な点を忘れている。その重要な点とは、完全自動運転車を使用する人々に他ならない」とコメントしている。

《森脇稔》

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