メルセデスベンツ Eクラス ステーションワゴン…リア専用設計でセダン並みの静粛性[写真蔵]
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Eクラスステーションワゴンの起源は、利便性の高い大容量ラゲッジスペースと、セダン同様の快適性を兼ね備えたワゴンとして、1978年にW123の3番目のボディタイプ“T-モデル”(Tourlism and Transportの意)だ。その後5世代にわたり世界で累計100万台以上販売されてきた。
新型Eクラスステーションワゴンは、セダンと同様の安全性と快適性を実現し、混雑時や高速道路での渋滞の際に、自動運転によりドライバーにかかる負担を大きく軽減する“ドライブパイロット”をはじめとした、安全運転支援システム“インテリジェントドライブ”などを搭載。
ラゲッジルームは最大1820リットルで、壁面とフロアをフラットにすることで実用性も高められた。また、リアバンパーの下側に足を近づけることでセンサーが感知して、手を使わずにテールゲートを開閉することができるフットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)も全モデルに標準装備。
リアエアサスペンションに電子制御のセルフレベリング機能を備えることで、乗車人数や積載量に関わらず一定の車高を維持し、乗り心地と運動性能を両立させているという。
また、パッセンジャーエリアとラゲッジルームがつながっていることが要因で、ステーションワゴン特有の走行時に発生する騒音や振動への対策が施こされた。振動に関しては、リアセクションを専用設計し、ボディ底面を補強することでボディ剛性を高めた。騒音に対しては、ボディ各部(バルクヘッド、サイドウォール、フロア、リアシート下部、ホイールアーチ等)に遮音材を多く備えることで静粛性を高めている。
今回の試乗車であるE400は3.5リットルV6直噴ツインターボエンジンを備え、最高出力333ps、最大トルク480Nmを発揮する。価格は1050万円。