住友ゴム工業は2月13日、タイヤ卸・小売会社を傘下に持つ英ミッチェルディーバー グループ(MD社)買収に伴う株式取得が完了したと発表した。
住友ゴム工業では、2015年10月のグッドイヤー社とのアライアンス契約解消に伴い経営の自由度が増した欧州市場にて、生産増強および販売拡大策を積極的に進めている。
MD社は傘下にタイヤ卸・小売会社であるミッチェルディーバー タイヤサービス(MTS社)等を保有する持株会社。MTS社は英国内の約6000以上の小売店、自動車修理工場等にタイヤ卸を行う他、直営のタイヤ小売チェーン「プロタイヤ」を英国内に約100店展開し、英国市販タイヤ市場において年間約600万本を販売する英国大手のタイヤ販売会社だ。
住友ゴム工業は、今回の買収により英国市場における「FALKEN」ブランドのプレゼンス向上を図り、欧米事業の拡大を加速していく。