ホンダのロードノイズ低減技術、機械振興協会会長賞を受賞

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダ本社(東京青山)
ホンダ本社(東京青山) 全 1 枚 拡大写真

ホンダは2月21日、同社が独自開発したロードノイズ低減技術「タイヤ気柱共鳴音低減デバイス」が、「第14回新機械振興賞」の「機械振興協会会長賞」を受賞したと発表した。

タイヤ空洞の円周回りの1次共鳴であるタイヤ気柱共鳴音は、残響感を伴う耳障りな騒音として、古くから騒音対策の主要課題の一つだった。タイヤ空洞内への消音デバイス設置が最も効果的な対策だが、コスト増となるため適用は一部上級車に限られていた。

ホンダのタイヤ気柱共鳴音低減デバイスはホイール装着型でタイヤを限定せず、動的に共振を打ち消すヘルムホルツ型レゾネータを採用したことで、高い消音性能を実現。さらに従来4室必要だったレゾネータを2室とし、両者の開口部が両端となるように組み合わせることで一体化して、普及価格帯までコストダウンした点が高く評価された。

新機械振興賞は、機械振興協会により、日本の機械工業における技術開発促進を目的に、優秀な研究開発およびその担当者に贈られる賞。対象は、新製品の製造や品質・性能の改善、または生産の合理化に顕著な業績を上げた独創的な研究開発で、「機械振興協会会長賞」「審査委員長特別賞」の各賞が授与される。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  2. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  4. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  5. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る