自動車販売店で試乗車が暴走、敷地外で挟まれた近隣住人が重体

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1日午後1時55分ごろ、滋賀県栗東市内にある自動車販売店の敷地内で乗用車が暴走。アルミ製のフェンスを突き破って敷地外に転落し、道路を挟んだ民家の外壁に突っ込む事故が起きた。この民家の住民男性がクルマと壁の間に挟まれて重体となっている。

滋賀県警・草津署によると、現場は栗東市上鈎付近にある自動車販売店の敷地内駐車場。乗用車は試乗用で、当時はこの店の29歳男性従業員が運転していたが、客にエンジン音を聞かせようとアクセルを吹かした際に急発進。前方のアルミ製フェンスを突き破って、車体の半分程度が敷地外に転落するとともに、用水路と道路を挟んで隣接する民家のブロック塀に衝突する状態となった。

この事故によって、外壁近くで植木の剪定作業を行っていた民家住人の44歳男性がクルマと壁の間に挟まれて頭部などを強打。近くの病院へ収容されたが、意識不明の重体となった。クルマの運転者にケガはなく、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

事故を起こしたクルマのパーキングブレーキは掛かった状態だったが、シフトレバーはドライブ(前進)位置だったものとみられる。警察では運転者がアクセルを強く踏み込んだことで急発進したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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