米アナログデバイセズとルネサス、自動運転用レーダー技術を共同開発

自動車 テクノロジー ITS
米アナログデバイセズ社の自動運転用レーダー技術のイメージ
米アナログデバイセズ社の自動運転用レーダー技術のイメージ 全 1 枚 拡大写真

米国のアナログデバイセズ社は4月11日、ルネサスエレクトロニクスとの間で、自動車用レーダー技術を共同開発した、と発表した。

両社が共同開発したのは、77/79 GHz帯レーダーセンサーデモンストレータ。このデモンストレータは、ADAS(先進運転支援システム)アプリケーションの向上と自動運転の実現を目指して、開発された。

新しいデモンストレータは、両社の持つ2つの最先端技術を組み合わせる。これらの技術を、システムレベルでシームレスに統合することで、遠方にある動きの速い小さな物体をより早く認識できるようになった。

また、現在実用化されているレーダーシステムと比べ、最大3倍の分解能を実現。運転の安全性を向上させた。自動車メーカーやサプライヤーにとっては、レーダーシステムを統合する労力が減り、評価リスクも低減できるというメリットがある。

アナログデバイセズのChris Jacobs氏は、「今回の共同開発は、最も高性能なレーダーシステムを開発するための重要な要素。両社の技術の組み合わせが、先進のADASや自動運転システムにとって、比類なき高い性能をもたらすだろう」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコいいじゃん」内外装を大幅アップデート! ホンダ『パイロット』改良新型に高評価の声続々
  2. 日野自動車・人事異動 2025年12月1日付
  3. トヨタ、新型スポーツカーを予告…12月5日ワールドプレミアへ
  4. 「空調」がクルマを変える! カルソニックカンセイをルーツに持つ「ハイリマレリ」が巻き起こす“新風”…ジャパンモビリティショー2025PR
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る