アウディの新型EV、ベルギー工場で生産…2018年から

エコカー EV
アウディ e-トロン・クワトロ コンセプト
アウディ e-トロン・クワトロ コンセプト 全 6 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、アウディは6月10日、2018年からベルギー・ブリュッセル工場において、新型EVを生産すると発表した。

この新型EVは、SUVコンセプトカーの『e-トロン・クワトロコンセプト』の市販版。ボディサイズは、全長4880mm、全幅1930mm、全高1540mmと、『Q5』と『Q7』の中間サイズ。クーペのようなデザインでエアロダイナミクス性能を追求し、Cd値は0.25と、SUVセグメントで最高の数値を達成している。

EVパワートレインは、モーターが3個で、フロントアクスルに1個、リアアクスルに2個を搭載する。3個のモーターの合計出力は、435ps。ブーストモードでは、最大出力503ps、最大トルク81.6kgm以上を引き出す。4輪を駆動するクワトロとなり、0-100km/h加速4.6秒、最高速210km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。

二次電池は、蓄電容量95kWhの大容量リチウムイオンバッテリーで、キャビン下の前後アクスルの間に配置。1回の充電で最大500km以上の走行を可能にした。バッテリーのフル充電に要する時間は、およそ50分。

アウディは現在、ベルギー・ブリュッセル工場において、『A1』を生産。アウディによると、2018年から新型SUVの組み立ても行うことにより、同工場はフル生産状態になるという。また、同工場の物流工場のひとつを、バッテリー工場に改修し、新型EVの生産に備える。

アウディの生産および物流担当、Hubert Waltl取締役は、「ベルギーのブリュッセル工場で、アウディ初のEVを生産する。これは初の試みであり、グループ全体のパイロットとしての役割を果たす」と述べている。

《森脇稔》

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