VWとエヌビディア、戦略的提携---人工知能の開発強化

自動車 ビジネス 企業動向
フォルクスワーゲンSEDRIC
フォルクスワーゲンSEDRIC 全 5 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは6月27日、米国に本拠を置く画像処理用半導体(GPU)メーカー、エヌビディア(NVIDIA)と戦略的提携を締結すると発表した。

今回の戦略的提携は、人工知能(AI)の開発の強化が目的。フォルクスワーゲングループは将来のデジタル化については、引き続き人工知能の開発を重視。フォルクスワーゲンのデータラボでは、IT専門家がディープラーニング技術を駆使して、高度なAIシステムを開発している。

ディープラーニングは、非常に効果的で信頼性の高いパターンの識別を可能にする機械学習の特別な方法。ディープラーニングによって、これらのパターンから、意思決定と予測が可能になる。高性能なコンピューターには、ディープラーニングが不可欠とされる。

フォルクスワーゲンのデータラボでは、専門のエンジニアが、企業プロセスやモビリティサービスの分野において、ディープラーニングの可能性を模索している。その一例に、都市の交通の流れを最適化するための新しいシステムがある。フォルクスワーゲンによると、先進のAIシステムは、インテリジェントな人間協調型ロボットなどの開発の前提条件のひとつになるという。

フォルクスワーゲングループのMartin Hofmann チーフインフォメーションオフィサーは、「人工知能はフォルクスワーゲングループのデジタルフューチャーの鍵。高性能AIシステムを開発し、導入したいと考えている。エヌビディアとの提携は、大きな一歩になるだろう」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る