トヨタ、新たな自動運転とコネクトカー向け技術を研究へ…米国先進安全センター

自動車 テクノロジー ITS
トヨタの米国の先進安全技術研究センター
トヨタの米国の先進安全技術研究センター 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車は8月2日、米国ミシガン州の先進安全技術研究センター(CSRC)で行う新たな研究プロジェクトの内容を発表した。

CSRCでは、交通事故死傷者の低減を目指し、北米の大学や病院、研究機関などと共同研究を実施。新たな5か年のプログラム「CSRCネクスト」では、北米を代表する8つの研究機関とのパートナーシップの下、新たな自動運転とコネクトカー向け技術研究を含めた11件の研究プロジェクトを立ち上げる。進化する車両技術の可能性と課題に対応し、新時代のモビリティへ安全に移行するための研究を進めるのが狙い。

今回の研究プロジェクトでは、先進技術が交通安全に幅広く与える影響や、人間と車との相互の関係について重点的に研究。具体的な研究課題として、緊急自動ブレーキなどの予防安全技術と衝突安全技術の統合、人間の感覚に合った先進技術の開発、ドライバーの状態の検知、実際の交通環境における運転データの研究に役立つ分析データの活用などがある。

トヨタは2017年1月、CSRCネクストを発足。それまで5年間で得られた洞察をベースに、3500万ドルの規模で研究を実施し、自動運転やコネクテッドカーといった先進技術の安全性研究に取り組んでいく。CSRCネクストは引き続き、TRI(トヨタ・リサーチ・インスティチュート)やTCNA(トヨタ・コネクテッド・ノース・アメリカ)による現在の研究プログラムを支援し、自動運転やコネクテドカーの技術やサービスの開発を推進する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  3. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る