フォルクスワーゲンは8月8日、欧州市場でユーロ4とそれ以前のディーゼル車から、電動パワートレイン車に乗り換える顧客を対象に、インセンティブを導入すると発表した。
フォルクスワーゲンは排ガス案件以来、パワートレインの電動化「e-モビリティ」を、戦略の柱に位置付けてきた。フォルクスワーゲンによると、今回のインセンティブが、電動パワートレイン車の新車攻勢に備えるものになるという。
このインセンティブは、「環境インセンティブ」と命名。車種によって、2000~1万ユーロを補助。さらに、『パサート』や『ゴルフ』のプラグインハイブリッド車(PHV)に乗り換える顧客に対しては、1785ユーロ(約23万円)、ゴルフや『up!』のEVに乗り換える顧客に対しては、2380ユーロ(約31万円)を上乗せする。最も補助金の額が大きいのは、『トゥアレグ』の1万ユーロ(約130万円)。
フォルクスワーゲンブランドは、2020年までに10万台のEVを販売する計画。2025年までの期間では、100万台のEVの販売を目指している。