【福祉機器展2017】送迎する人も送迎される人も快適に…東和モータースのリフトバス『送快』シリーズ

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送迎する人も送迎される人も快適に。東和モータースのリフトバス『送快』シリーズ(福祉機器展2017)
送迎する人も送迎される人も快適に。東和モータースのリフトバス『送快』シリーズ(福祉機器展2017) 全 11 枚 拡大写真

国際福祉機器展2017、東和モータースのブースには、同社オリジナルのリフトバス『送快』シリーズから2台が持ち込まれていた。

【画像全11枚】

東和モータースと言えば、キャンピングカーと福祉車両を専門に、自動車販売を手掛けることで知られる。その双方を共に扱うことについては「方やレジャー用車両で、方や日常をサポートするクルマ。いわば真逆の立ち位置のクルマだと言えるかもしれません。ただ、躯体がかなり大型になることと、例えばステップを取り付けたいという要望があった場合などの対応は、福祉車両を手掛けたノウハウなども活かせているかと思います」と東和モータースの渡辺さんは話す。

会場に持ち込まれた一台は「タウンエース送快」。オリジナルでは乗用仕様のないこのクルマをベースに車いす2台、あるいは車載対応のサイズのストレッチャー一台を積み、小ぶりながら座席を6席備え、さらに車いす乗降用のリフトを備えたモデルだ。

「タウンエースは全長が4mをわずかに超えるコンパクトな車両です。設置されている座席も小ぶりなものですので、送迎される人も長距離となるときついかもしれません。しかし短距離であれば、小回りの利くボディには好評をいただいております」とホームヘルパーの資格も持つ東和モータース千葉店の久保店長は話す。

「これ1台で全部となると無理があるかもしれませんが、1台目は『キャラバン』や『ハイエース』などを購入される事業者さんが多く、バックアップ車として、また、2台目以降の採用でこれを選ばれるケースは少なくありません。コンパクトな送迎車両へのニーズはあります。これで大丈夫なところはこれで行く、という感じかもしれませんね」

みんなに使いやすく、車いすに乗る人のことを考慮して大きくゆったりと余裕を持った造りを……。そんな風にイメージシてしまうリフト付き送迎車両。しかし現場のニーズや事情を考えた場合、割り切るいっぽうで、かゆいところに手が届くような商品力に価値が見出される例だ。

もう一台は「ハイエース送快」。デンマーク製の三点式シートベルトを内蔵したシートを採用していて、スライドだけではなく、脱着させてシートアレンジが可能になったモデルだ。その自在性に加えて、清掃の容易さから、常に清潔な状態が保てることのメリットも謳う。

こちらはメーカー製のリフト付き送迎仕様ハイエースより一歩踏み込んだ仕様になっている。車いす専用車というよりは、車いす利用者も利用可能な、自在なクルマとして、利用者を選ばないタクシーや送迎者として選ばれるケースもあるのだそうだ。

東和モータースでは出張デモンストレーションも実施している。「いろんな方が運転されるクルマ、現物で確認されたいという要望はありますね。例えば、このハイエース送快の脱着できるシート一つをとっても、そのシートアレンジができるという事実だけではなく、どのように脱着しどのような操作感なのかを確認したいというユーザーは多いです」と話すのは前出の渡辺さん。

「こんなことができる」という項目が多いだけでは不十分で「どのように動くか」「どんな使い勝手か」「それが実態に合っているかどうか」が重要。そんな福祉車両の奥深さを東和モータースのブースの2台は感じさせた。

《中込健太郎》

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