インテルとモービルアイ、自動運転車の安全性評価のための数式を開発

自動車 テクノロジー 安全
インテルとモービルアイが開発した自動運転車の安全性評価のための数式
インテルとモービルアイが開発した自動運転車の安全性評価のための数式 全 3 枚 拡大写真

インテルとモービルアイは10月17日、韓国ソウルで開催中の「World Knowledge Forum」において、自動運転車の安全性を評価するための数式を開発した、と発表した。

この数式は、モービルアイのCEO兼インテルの上級副社長、アムノン・シャシュア博士が開発したもの。定型数式による計算を通じて、自動運転車が明確な責任のもとに運用され、過失を伴う事故を起こさないようにするための数式となる。

シャシュア博士らは、先進運転支援システム(ADAS)から完全自動運転へと向かう車両の自動化や進化における長年のノウハウをベースに、ドライバーが乗車していない自動車が事故を起こした場合の責任や過失という未解決の課題を解決するための数式を開発した。

数式では、他の車両がいかなる動きをしても、自動運転車が事故の要因になりえない安全な状態を定義。自動車業界や規制当局で取り決められた過失に関する明確な定義に準拠しながら、自動運転車が安全であると定義されたフレームワークの中でのみ、数式が運用されるようになっている。

アムノン・シャシュア博士は、「現在あるルールや規制は、自動車を制御しているドライバーがいることを前提に策定されており、自動運転車には新しいパラメーターが必要」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  2. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  3. 「存在感ハンパない」DSの新型フラッグシップ『N°8』が「唯一無二な印象」など話題に
  4. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】「カッコよさ」盛り込んだ軽ハイトワゴンの逆襲…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る