【スーパーフォーミュラ】2018年の開催日程発表…8月もてぎ戦がWEC英国戦と重複、ドライバー起用法に影響も!?

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8月のSFもてぎ戦とWECシルバーストン戦が重複、並行参戦選手はどうするか(写真は2017年のSFもてぎ戦)。
8月のSFもてぎ戦とWECシルバーストン戦が重複、並行参戦選手はどうするか(写真は2017年のSFもてぎ戦)。 全 8 枚 拡大写真

全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)のシリーズ運営団体「JRP」が18日、来季2018年の開催日程を発表した。並行参戦する選手が少なくない世界耐久選手権(WEC)と1戦が日程重複しており、このあたりが今後“ドライバー人事”に影響を及ぼす可能性があるかもしれない。

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来季もSFは今季同様、国内6サーキットを舞台に全7大会が開催されるが、開催順序等が今季とは異なる。既に発表済みのSUPER GTと組み合わせてみると、2018年の国内2大シリーズの開催スケジュールにはフレッシュさも感じられるところだ。

<2018年スーパーフォーミュラ開催日程>
第1戦 4月21~22日 鈴鹿サーキット(三重県)
第2戦 5月12~13日 オートポリス(大分県)
第3戦 5月26~27日 スポーツランドSUGO(宮城県)
第4戦 7月7~8日 富士スピードウェイ(静岡県)
第5戦 8月18~19日 ツインリンクもてぎ(栃木県)
第6戦 9月8~9日 岡山国際サーキット(岡山県)
第7戦 10月27~28日 鈴鹿サーキット(三重県)
*上記内容はJAFの公示をもって正式化される

SFの来季日程がJRPから発表されるのは今回が初だが、夏にはJAFへのカレンダー登録申請というかたちで全7戦の陣容は判明していた。ただ、WECやフォーミュラEとの並行参戦選手もいるSFだけに、JRPとしての発表がここまで遅れた背景には、他シリーズの次季日程発表を様子見しつつ、という状況があった。実際、この間にはWECの“スーパーシーズン”とされる2018/2019シーズンの日程に関する動きがあり、18年8月19日(日曜)の週にSFもてぎ戦とWECシルバーストン(英国)戦が重なる事態が発生してしまっている。

SF側(JRPと国内各サーキット)は重複回避に向けて動いていた。しかし、今回の発表では回避は実現せず。確かに周辺のカレンダー事情を見ても1週ずらし等の“微調整”は難しいところで、回避するためには大きく動かさざるを得ないだけに、調整課題としては難問だったようである。致し方ないだろう。

関係者によれば、今回発表の日程は(自然災害等による不慮の事象の影響がない限りにおいて)最終のもの。年跨ぎ制に移行するWECの状況に不透明な部分も残るが、18年8月19日のSFもてぎ戦とWEC英国戦の重複は確定したことになる。

来季もSF参戦が濃厚視される有力選手、中嶋一貴、小林可夢偉、アンドレ・ロッテラーは、このままいけばSFもてぎ戦とWEC英国戦の選択を強いられることになる。トヨタGAZOOレーシングがWEC(LMP1クラス)参戦を継続するなら、一貴&可夢偉の残留は確実であり、所属するポルシェがLMP1から撤退したロッテラーも、レベリオン・レーシングに加入してWEC参戦を継続することが発表されているからだ。

従来であればこういったケースにおいては確実に「SF欠場」となっていたが、WECの在り方が激変し、次のルマン24時間レース(18年6月)も終わっている来年8月の“状況”を考えると、一概にはいえないかもしれない。“逆”の可能性等々も考えられるところであり、いずれにしてもそこを睨んだドライバー人事をトヨタはしていく必要がある(一貴、可夢偉、ロッテラーは来季もトヨタエンジン搭載チームからのSF参戦が有力視されている)。

年度表記が少しややこしいが、既に開幕しているフォーミュラEの2017/2018シーズンの開催日程と照らし合わせてみると、現段階でSFとの重複は存在しない。最近はフォーミュラEのことも考えなければならないSFだが、ちなみに関係者によると、SF側としては他にもFIA-F2(旧GP2)等との重複にケアをしていたようだ。F2に関してはホンダの若手育成選手のひとり、先日のSF鈴鹿テストにも参加した今季GP3シリーズ3位の福住仁嶺に、来季F2とSFに並行参戦というプランが噂されているためであろう。

ただ、当然の話だが、さすがにそこまではどう考えても無理。現段階でF2とSFは相当数が重複しており、福住がF2フル参戦の前提でSFにも並行参戦する場合、SF参戦はスポット+アルファ的なもので、誰かとシートをシェアするように格好になると推察される。

世界の様々なシリーズと共存しつつ、存在感を高めてきているSF。WECとの1戦重複は残念だが、たとえばこれがSF未参戦の若手にスポット出場のチャンスを与えることになるかもしれないと考えれば、ドライバー起用法への興味が増す、とも捉えられるわけで、決してネガな要素とはいえないだろう。注目度上がる2018年シリーズは3月、2回の公式合同テスト(鈴鹿=12~13日、富士=28~29日)から具体的に動き出す。

《遠藤俊幸》

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