いすゞと日野、トラック・バス自動運転実用化に向けた新技術を共同開発

自動車 テクノロジー ITS
いすゞと日野が共同開発する国産初のハイブリッド連節バス(参考画像)
いすゞと日野が共同開発する国産初のハイブリッド連節バス(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

いすゞ自動車と日野自動車は、自動運転実用化に向け、高度運転支援・ITSに関する4つの技術を共同開発。今後、それぞれのトラックやバスに搭載していくと発表した。

両社は、自動運転システムの早期実用化に向け、そのベース技術となるITSシステムや高度運転支援技術を共同開発することで2016年5月に合意。今回、両社は視界支援、路車間通信、加減速支援、プラットホーム正着制御の4つの技術を開発した。

視界支援では、車両内外にカメラを設置。車両停止時に車両周辺の移動物を検知し、ドライバーにアイコンと音で警報を行うことで、事故防止に貢献する。路車間通信は、赤信号注意喚起や赤信号減速支援、右折時注意喚起、信号待ち発進準備案内などの安全支援、バス優先の信号制御(PTPS)による公共交通の効率化に貢献する。

加減速支援では、先行車の加減速の操作情報を通信で後続車に送ることで、先行車との車間距離を高精度に制御し、無駄のないスムーズな加減速を実現する。プラットホーム正着制御は、路面上の誘導線をカメラで認識し、自動操舵、自動減速によりバス停へ誘導することで運転操作を支援。バス停側の対応とあわせて、隙間・段差を解消することで、円滑な乗降が可能になり、バリアフリー化を実現する。

これらの新技術は、いすゞと日野で共同開発を進めているハイブリッド連節バスをはじめ、2018年度以降順次、製品に搭載し、実用化していく計画だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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