ルノーの完全自動運転EVが進化、住宅のインテリアとして機能

エコカー EV
ルノー・シンビオズ(ミラノサローネ2018)
ルノー・シンビオズ(ミラノサローネ2018) 全 4 枚 拡大写真

ルノーは4月17日、イタリアで開幕した世界最大規模の家具見本市、「ミラノサローネ2018」において、自動車と住宅を統合させたコンセプトカー、『シンビオズ』(SYMBIOZ)の進化バージョンを発表した。

シンビオズは、ルノーが未来のモビリティに対するビジョンを提示したコンセプトカー。2030年までに実現する自動運転、電動化、コネクテッドモビリティを表現した1台となる。

パワートレーンはEV。リアアクスルに2個のモーターを置き、後輪を駆動する。自動運転機能に関しては、完全自動運転技術を搭載。ダッシュボードは自動運転時、格納され、広い室内空間を実現。ドライバーはリラックスしたり、チャットしたり、本を読んだり、デジタル世界へのアクセスも楽しめる。

シンビオズの最大の特徴が、自動車と住宅を統合させるという斬新なコンセプト。シンビオズで帰宅すれば、同車は乗員を乗せたまま住宅の中へ。そして、シンビオズはインテリアの一部として機能する。

また、バッテリーに蓄えられた電力を、ヘッドライト、車載インフォテインメントスクリーン、家電機器に一時的に使用するように、システムをプログラムすることも可能。停電時には、住宅に電力を供給できる、としている。

《森脇稔》

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