4月の新車総販売は3.2%増と7か月ぶりにプラス

自動車 ビジネス 国内マーケット
マツダCX-8
マツダCX-8 全 3 枚 拡大写真

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が5月1日に発表した4月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比3.2%増の36万6155台となり、2017年9月以来7か月ぶりにプラスに浮上した。

登録車、軽自動車ともにプラスとなっており、18年度はまずまずの好スタートを切った。このうち登録車は0.5%増の22万5390台で、ほぼ横ばいながら7か月ぶりに増加した。乗用車メーカーでは、最量販のトヨタ自動車(レクサス含む)とホンダおよびSUBARU(スバル)がマイナスとなったものの、日産自動車やマツダなど5社がプラスを確保した。

なかでも新型車効果のあるマツダ(18.2%増)、スズキ(25.9%増)、三菱自動車工業(15.7%増)はいずれも2ケタの伸長と好調だった。しかし、完成検査での無資格検査員問題や燃費・排ガスデータの書き換え問題に直面していたスバルは25.1%と大幅に落とした。

一方、軽自動車は7.8%増の14万0765台で、2か月ぶりのプラスとなった。メーカー別では日産、三菱自、スバルを除く5社が前年同月を上回った。『N-BOX』シリーズが好調なホンダは、28.8%増の大幅プラスになった。

18年度の国内新車市場は、日本自動車工業会の予測によると総台数は17年度比0.4%減の517万5100台と、3年ぶりのマイナスながら、500万台ラインは確保するとの見通し。今後は需要期の夏場にかけての動向が注目されるが、無難なスタートになった。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  4. かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに日本上陸!…新型車ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る