BMW、電動車向け新型急速チャージャー発表へ…欧州で400か所設置予定

エコカー EV
BMWグループの急速充電ネットワーク、IONITY(イオニティ)の新型急速チャージャー
BMWグループの急速充電ネットワーク、IONITY(イオニティ)の新型急速チャージャー 全 3 枚 拡大写真

BMWグループは5月22日、ドイツで6月に開催される世界最大級のIT関連見本市「CEBIT」において、電動車両向けの新型急速チャージャーを初公開すると発表した。

BMWグループは、ダイムラー、フォルクスワーゲングループ(アウディとポルシェを含む)、フォードモーターと共同で、欧州において電動車向けの急速充電ネットワーク「IONITY」を新設する計画。この計画は、電動車による長距離走行を可能にするために膨大な数の充電ステーションの迅速な構築を目標としており、電動車の普及に向けた重要なステップとなる。

計画されているインフラは、最大出力レベル350kWの超高速の高出力充電を支援するためのもの。これにより、現在の高速充電ネットワークを上回る速度の充電が可能になる。IONITYは、欧州で2020年末までに、約400か所の高出力充電ステーションを設置することを目指す。将来的には、従来のガソリンスタンドでの給油作業と同じように、充電作業を容易に行えるようにしていく。

BMWグループは、ドイツで6月に開催されるCEBITにおいて、このIONITYの新型急速チャージャーを初公開する予定。デザインワークス社と共同で設計を行う。

新型急速チャージャーには、タッチスクリーンのユーザーインターフェイスを採用。夜間には、車両の充電状態を知らせるために、急速チャージャー上部のフリーフローティングライトリングが点灯する設計、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  4. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  5. 三菱ふそう、『スーパーグレート』3万1122台をリコール…ACMブラケットに不具合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る