『SLやまぐち号』客車がブルーリボン賞に…SL列車を永続的に運行する取組みを評価

鉄道 企業動向
ブルーリボン賞に選ばれた35系客車。
ブルーリボン賞に選ばれた35系客車。 全 4 枚 拡大写真

『鉄道友の会』は5月24日、2018年のブルーリボン賞とローレル賞授賞車両を発表した。

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『鉄道友の会』は1953年11月に設立された全国的な鉄道愛好家団体で、3030人の会員を誇る。会長には元JR東海の社長・会長だった須田寛氏が務めている。

同会が選定しているブルーリボン賞とローレル賞は、前年の1月1日から12月31日までに日本国内で正式な営業運行を開始した車両(改造車も含む)を対象に、日本の鉄道車両の進歩発展に寄与したとされるものを表彰する。

授賞車両は、ブルーリボン賞・ローレル賞選考委員会が候補に挙げた車両に対して会員が投票、その結果に基づき委員会が審議して決定する。最優秀車両に対してはブルーリボン賞、優秀車両に対してはローレル賞が贈られる。

今回は18形式が候補に挙がったが、ブルーリボン賞には、9月にJR西日本の『SLやまぐち号』でデビューした35系客車が、ローレル賞には12月に中央線の特急『スーパーあずさ』にデビューしたJR東日本のE353系特急型電車、4月にデビューした東武鉄道(東武)の500系特急型電車「リバティ」、3月にデビューした鹿児島市交通局の7500形超低床電車がそれぞれ選ばれている。

このうちブルーリボン賞に選ばれた35系客車は、最新の技術で快適な旧型客車を再現したとして、「開発コンセプトを高いレベルで具現化した点や蒸気機関車列車を永続的に運行するための一つの方向性を示した」点が評価された。JR西日本の車両がブルーリボン賞に選ばれるのは、1999年に受賞した285系特急型電車(特急『サンライズ出雲・瀬戸』用の寝台電車)以来。

ローレル賞では、E353系が「斬新なデザインと高機能を備え、急曲線線区のスピードアップを担うホープであること」、東武500系が「既存の特急車とは一線を画する車両を開発することによって、間もなく90年に達する特急運転網の歴史に新たな風を呼び込んだこと」、鹿児島市交通局7500形は、超低床電車としての新たな構造を採用し、今後の方向性を示した点がそれぞれ評価されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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