情熱の国スペインの自動車メーカー、セアトの主力車種『レオン』次世代型テストミュールを、初めてカメラが捉えた。歴代モデルでは、同じVWグループの『ゴルフ』やアウディ『A3』とプラットフォームを共有してきたが、次世代型でもゴルフの兄弟車となる。
レオンは、スペイン北部、カンタブリカ山脈のふもとの都市「レオン」から由来する通り、大自然の中で誕生した情熱のハッチバックだ。初代は1998年にVWの「Aプラットフォーム」を採用しゴルフの兄弟車として誕生した。現行モデルは、2012年に発売されており、7年振りのフルモデルチェンジとなる。
今回捉えた開発車両は、『セアトST』(ワゴン)現行型のテストミュールのため、デザインのディテールは不明だ。次期型では、VWグループの最新世代「MQB」プラットフォームを採用し、ホイールベースを延長、次期型ゴルフとも兄弟になる。次期型では3ドアモデルを廃止し、5ドアハッチバックとSTの設定が有力とされている。
パワートレインは、新たに1リットル直列3気筒エンジンを設定する他、1.5リットルガソリンエンジンや1.6リットルディーゼルエンジンをラインアップする。ハイライトは、スペインブランド初となる、48Vプラグインハイブリッドモデルだ。2020年に登場が期待されるこのモデルは、電力のみで50kmの走行を実現するとレポートされている。
キャビン内では、最新世代のインフォテイメントシステムを搭載し、無線ネットワークによるアップデート機能を備えるという。ガソリンモデルのハッチバックは、2019年に予登場が予定されている。また、セアトはクロスオーバーSUV、『アテカ』よりさらにコンパクトな、『レオンSUV』も計画しているという。