ZMP、RoboCar SUV 販売開始…自動運転プラットフォーム最新モデル

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ZMPは7月18日、自動運転プラットフォーム、RoboCarシリーズの最新モデル「RoboCar SUV」を販売開始すると発表した。

ZMPは2009年以来、自動車メーカ、部品サプライヤー、大学等に自動運転技術開発向けにコンピュータから制御可能な車両「RoboCarシリーズ」を販売してきたが、今回、自動運転技術を用いた将来のモビリティサービスの商業化へ対応する最新モデル「RoboCar SUV」を発売する。

RoboCar SUVは、従来のRoboCarシリーズの特徴はそのままに、これまでのラインアップにはないSUVタイプの車両をベースとした。RoboCar HV/PHV/MiniVan同様、車載ネットワークCANを介して、ベース車両に搭載されているセンサ情報を取得でき、ZMP独自のコントローラによってアクセル、ブレーキ、ステアリングが制御できる、研究開発向けの実験プラットフォーム車両となる。

またオプションシステムとして、最大10個のカメラを用いた「RoboVision3 サラウンドビュー」で全周囲センシングや物体検出機能の他、制御コントローラーの冗長性向上、さらに緊急ブレーキシステムの搭載など、自動運転技術の商業化を見据え、センシング機能や安全面の強化も図っている。

SUVは海外のVIP向けタクシーやハイヤーとしても人気があり、2020年に向けインバウンド客に対応したモビリティサービスのプラットフォームとして活用できる。

価格(税別)は2200万円で、12月末に出荷を開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

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