デトロイトモーターショー(北米国際オートショー、North American International Auto Show)の運営団体であるDADA(デトロイト自動車販売店協会)は7月23日、例年1月に開催している同ショーを、2020年から6月開催に変更すると発表した。
デトロイトモーターショーは国際自動車工業連合会認定の国際格式になってからでもおよそ30年の歴史があり、北米で最大規模の国際モーターショー。例年1月中旬に開催されているが、同じく1月の初頭には、CESが米国ラスベガスで開催される。そのため一部の出展者の間では、デトロイトモーターショーからCESにシフトする動きが出ていた。
また、1月のデトロイトは、真冬。これを初夏の6月に変更することにより、出展者は屋外での展示が可能になる。また、自動運転の体験や、オン/オフロードでの試乗など、1月のデトロイトでは困難だったことも可能になるという。
デトロイトモーターショー主催団体の今回の発表を、トヨタをはじめ、GM、フォードモーター、ヒュンダイなどの自動車メーカーが歓迎。北米トヨタの広報担当、スコット・ヴァジン副社長は、「デトロイトモーターショーが2020年、6月に移行することに興奮している。業界のリーダーや国際メディアは、夏のデトロイトの新しい光景を見て、エキサイティングなアウトドアアクティビティを体験し、活気あるデトロイトを訪れる機会が増えるだろう」と述べている。