メルセデスベンツ、BMW、レクサス。米国のプレミアムカー市場で、激しい販売競争を繰り広げる3ブランドの2018年上半期(1~6月)の販売実績が出そろった。メルセデスベンツが、首位に立っている。
各社の発表によると、2018年上半期の米国新車販売台数は、メルセデスベンツ(商用バンの『スプリンター』とスマートを除く)が、前年同期比1.9%減の15万8848台で首位。2位のBMW(MINIを除く)は、前年同期比2.9%増の15万3386台。3位のレクサスは、前年同期比0.9%増の13万5000台だった。
メルセデスベンツでは、『Cクラス』が、前年同期比30.3%減の2万9659台と後退。『Eクラス』も、5.3%減の2万3440台と落ち込む。『Sクラス』は11.1%増の8425台と伸びた。
SUVでは『GLC』が、前年同期比78.2%増の3万5145台と大幅増。『GLA』も17.4%増の1万2162台と好調。一方、『GLS』は、34.3%減の1万0199台、『GLE』は15.2%減の2万2741台と落ち込む。
2位のBMWでは、『3シリーズ』が2万4180台で最量販車に。ただし、前年同期比は12.7%減と、2桁のマイナス。『5シリーズ』は2万1168台を売り上げ、前年同期比は21%増と伸びた。『2シリーズ』は1.6%増の5399台。
SUVでは主力の『X3』が、前年同期比1.6%増の2万4750台。『X1』は、前年同期比9.2%増の1万6251台。『X6』は14.4%増の3722台と好調。一方、『X4』は16.8%減の1786台、『X5』は0.9%減の2万4376台と、前年実績を下回った。
3位のレクサスでは、乗用車系では、2ドアクーペの『RC』が、前年同期比43.6%減の1749台と、大幅なマイナス。『IS』は、8.4%減の1万1296台だった。『GS』は3688台で、前年同期比は3.8%増と回復。『CT』は、99%減の4台だった。『ES』は8.7%減の1万9901台。新型最上級クーペの『LC』は、20%増の1016台を販売した。
SUV系では、小型SUVの『NX』が、前年同期比10.2%増の2万8672台と上半期の新記録。『RX』は、前年同期比7.1%増の5万0051台と回復した。最上級SUVの『LX』は前年同期比4.3%減の2582台と、前年実績を割り込んでいる。