新型ホンダ ブリオ はインドネシアのためにタイで開発…インドネシアモーターショー2018

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新型ブリオRS
新型ブリオRS 全 9 枚 拡大写真

インドネシア国際モーターショー2018でホンダは新型『ブリオ』を初公開。これに合わせてプレスデーの翌日にもカンファレンスを開催。ここでは開発責任者も登壇し、商品のコンセプトや特徴を説明した。

【画像全9枚】

ブリオはインドネシアだけでなく、タイやインドをはじめとする多くの新興国で販売される主力商品のひとつ。しかし「インドネシアに最適なクルマに仕立てようと考えました」と説明するのはホンダR&DアジアパシフィックでLPLを務める原野力 主任研究員。

ホンダR&Dアジアパシフィックは、タイにあるR&D拠点。つまり新型ブリオはタイの拠点で、インドネシアを見据えて開発されたということになる。背景にあるのは、従来のブリオは58パーセントがインドネシアで販売されている、という事実だ。開発にあたってはスラウェシ、スマトラ、カリマンタン等の地方都市を重点的に調査したという。「これからは、これらの地域でも数多くの需要があると考えています」と原野氏。

ちなみに現行ブリオは、インドネシア独自のエコカー基準LCGCに適合する『ブリオ・サティヤ』がLCGC市場の20パーセント、通常モデルはシティカー市場で33パーセントのシェアを獲得している。

このため市場調査で浮かび上がった従来モデルの不満点、後席の居住性と荷室容積を大幅に改善しつつ「いいものは変えずに使う」という観点からインパネ等は従来のものを継承。しかし「メーターや加飾、色調などはすべて見直し、熟成を図っています」とのことだ。

プラットフォームも前半分は従来モデルをベースとすることで開発コストを圧縮。これはインドネシアでの既存生産設備をなるべくそのまま活用できるようにすることで、価格を抑える目的があるようだ。

もちろん見直しは全面的に図られ、原野氏は「スポーティで使い勝手がよく、走りもいい。そんな手ごろな1台です」と胸を張る。ショー初日のプレスカンファレンスでは、スポーティな『RS』がステージでアンベールされたことからも、スポーティさをアピールしたいという意図が感じられた。

ところで従来モデルには、トランクルームを追加した4ドアセダン『ブリオ・アメイズ』も存在する。しかし今回公開されたのはハッチバックのみ。思い起こせば今年2月にインドで開催されたデリーオートエキスポでは、新型セダンとして『アメイズ』が公開されている。今後はブリオとアメイズを、それぞれ別車種として販売することになるのだろうか。

これについて原野氏は「現段階では、インドのアメイズをインドネシアに導入する予定はありません」と言い切る。「市場環境や商品コンセプトが大きく異なる」というのが、その理由だ。

新型アメイズと新型ブリオでは「プラットフォームもほとんど別物と言っていいぐらいです」とのこと。新型アメイズは「全長4mを境界に、その前後で税額が大きく変わる」というインド特有の事情に合わせ、全長を4m以下に抑えたモデル。

いっぽうインドネシアでは、ノッチバックセダンはボディサイズにかかわらず高級品として扱われる。このためハッチバックやMPVよりも高い奢侈税がかかり、4ドアセダンにはフォーマルさが必須なのだ。

なお新型ブリオは当面インドネシアのみで生産され、今秋に発売。販売状況を見て、インドネシア以外でも生産するかどうかを検討することになっているという。

《古庄 速人》

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