レクサスがコンパクトSUV『UX』をアジア初公開、『ES』の発売も発表…インドネシアモーターショー2018

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GIIAS2018で発表されたレクサスUX
GIIAS2018で発表されたレクサスUX 全 13 枚 拡大写真

レクサス(Lexus)は、8月2日より開催しているインドネシア国際モーターショー(GIIAS)2018において、新たなSUVのラインナップとして誕生した『UX』をアジアプレミアし、7世代目となる最新の『ES』を東南アジアで初めて公開した。

UXは、インドネシア市場でレクサスSUVのラインナップを補完するために投入されるもので、レクサスのSUVでもっともコンパクトなSUVとなる。世界的にコンパクトSUVが人気を集める中で、その流れに沿って登場したものでもある。UXはライバルの中にあって存在感を示すスタイリングを持ち、実車を目の前にするとコンパクトサイズを忘れる。

デザインは、レクサスであることを強調するスピンドルグリルはもちろん、高さ方向に厚みをもたせたボディによって安心感のある力強さを強調。同時に俊敏な走りを予感させるプロポーションとした。ヘッドランプには3-LEDプロジェクターを採用したヘッドランプに加え、アローヘッド形状のクリアランスランプを組み込み、精悍な表情を演出。それに合わせてリアコンビネーションランプもアーチモールとしたデザインで、これは空力性能も考慮したものだという。

出展されたのは新開発の2.0リットル・ハイブリッドパワートレインを搭載した「250h」。発表の場では高い走行パフォーマンスが強調された。GA-Cプラットフォームの採用に加え、ボディの高剛性化と軽量化による低重心化によって操縦安定性を実現。高いライントレース性も可能。パワーユニットは高速燃焼による世界トップレベルの熱効率と小型化・軽量化を実現。優れた動力性能と環境性能を両立しながら、高回転域まで軽快に回る爽快な加速フィーリングと心地良いエンジンサウンドをもたらすという。

SUVとしての快適性も徹底して追求した。高い視認性と安全性をもたらすヘッドアップディスプレイの採用や、ナビやAV、車両状態など多くの情報を鮮明表示する10.3型ディスプレイを中央コンソールに配置。また、本革シートには耐久性が高くシワが寄りにくいとされるセミアニリンレザーを採用。同時にベンチレーション効果も組み込み、1年を通して暑いインドネシアでの快適性を高めている。オーディオとしてもプレミアな心地良いサウンドを提供する8スピーカーが組み合わされる。

一方のES。より現代的でスポーティーな新しい外観を備え、快適さ、完璧さと豪華さをフィーチャーした4ドアセダンとして登場した。レクサスならではのスピンドルグリルは、挑発的な中にも優雅さを兼ね備えた大胆なもので、出展された「300h」には2.5リットルハイブリッドパワートレインを搭載。高い走行パフォーマンスと環境性能を両立したという。

この他、レクサスの会場には東京モーターショー2017にも出展された自動運転のコンセプトカー『LS+ Concept』を出展。「LS」の将来像を示唆したモデルとして、2020年代前半に「レベル4」の自動運転実現の実用化を目指したものとなっている。

会場の裏にはレクサスがインドネシアの各店舗で進めている“おもてなし”感を表現したラウンジを用意。周囲はインドネシア伝統のバティック柄で統一されており、ここでは商談だけでなく、来場者がゆったりと休めるスペースとして活用されていた。

《会田肇》

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