日産が新型オフロードSUV『テラ』を展示、中国、フィリピンに続いて…インドネシアモーターショー2018

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GIIAS2018で、中国、フィリピンに続く3番目の発表となった『テラ』
GIIAS2018で、中国、フィリピンに続く3番目の発表となった『テラ』 全 13 枚 拡大写真

8月2日から12日までインドネシア・コンベンション・エキシビジョン(ICE)で開催されたインドネシア国際自動車ショー(GIIAS)2018。日産はこのショーにおいて、東南アジア向け戦略車として開発したプレミアムSUV『テラ』を発表した。

テラは、日産の新世代グローバル・ピックアップトラック『NP300ナバラ』の車台をベースに開発されたSUV。2018年4月に中国で、5月にはフィリピンで先行して発表しており、インドネシア市場での発表はそれに続く3番目となる。日産は東南アジア地域に向けて、ラインアップ拡充の一環としてプレミアムなこのテラを投入。同時に、フレームにラダー(はしご)型を採用し、堅牢性を重視するとユーザーの需要を取り込んでいく考えだ。東南アジア向けにはタイでの生産を計画している。

エンジンは、コモンレールを採用した2.5リットル・ディーゼルターボで、最大出力190ps、最大トルク450Nmを発揮。7速ATが組み合わされる。寸法は全長4895mm×全幅1865mm×全高1835mm、ホイールベースは2850mmのビッグサイズ。サスペンションはフロントがスタビライザー付きダブルウィッシュボーンを採用。リアはスタビライザー付きマルチリンク(5リンク)を備えたリジッド式となる。さらに直結可能な4WDシステムも採用するが、2WDもラインナップ。これは4WD車に対する“贅沢税”が課せられるインドネシアの税制に配慮したものと考えられる。

日産のインテリジェントモビリティ機能を搭載したテラは、先進的なインテリジェント・リアビューミラーを搭載。ドライバーは荷物を満載していても液晶モニターで後方を見ることができる。また上位グレード車には、カメラを通して周囲360度を視認できるアラウンドビューモニターも組み合わせた。車内に乗り込むと高いアイポイントで周囲をグルリと見回せる。手に触れる素材感も高品質なもので、ついオフロード車であることを忘れさせてしまうほどだ。

日産の真田裕アジア・オセアニア担当理事はテラを発表するにあたり、「SUVはインドネシアでも人気セグメントの一つ。テラは高い地上高とインテリジェントな機構を備えることで、都会から高速道、オフロードに至るあらゆるシーンで対応できる優れたパフォーマンスを備える。日常の利用だけでなく、その日常から脱出する機会を提供するために実用的で高い信頼性を獲得するだろう」と述べた。

《会田肇》

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