【VW ポロGTI 新型試乗】もはやゴルフのレベルに達したのではないか…諸星陽一

試乗記 輸入車
VW ポロGTI 新型
VW ポロGTI 新型 全 16 枚 拡大写真

6代目となったフォルクスワーゲンのコンパクトモデル『ポロ』にスポーティな「GTI」が追加された。6代目ポロの日本導入も2018年。つまりフルモデルチェンジしたばかり。GTIの導入はかなり早いタイミングで行われたことになる。

【画像全16枚】

標準のポロに搭載されるエンジンは3気筒の1リットルで最高出力は95馬力。対してGTI用のユニットは2リットル4気筒で200馬力のスペック。このエンジンに6速のDSGが組み合わされる。

走り出すとしっかりしたトルク感のあるエンジンであることがわかる。標準の1リットル3気筒は3気筒としてはかなり出来のいいエンジンだが、さすがに2リットル4気筒にはかなわない。ゆっくりとアクセルを踏んでいけば、ファミリーカーとしても十分に通用するゆったりとした加速が可能。

ミッションをDモードで使えば、変速もオートなので普通のAT車のように扱うことができる。オートモード時のミッションのつながりはスムーズ。トルコン式とは違って、ダイレクト感があるためアクセルのオンオフによるクルマの動きもキビキビしている。

しかしGTIの本領発揮はやはりDSGをマニュアル操作したときに現れる。エンジンはレスポンスのいい特性で、アクセルを踏んでいくとキビキビと回転が上がる。とくに3000回転付近からのターボの効いたトルク感は力強く気持ちいい。アクセル全開状態でシフトアップするとエキゾーストから「バフォ」と大きな音を出しながら変速する。その音だけでも十分にパワフルだ。

GTIのサスペンションは車高が10mmダウンするスポーツサスが装着され、さらに走行モードを切り替えるスポーツセレクトが装着されている。走行モードは「エコ」、「ノーマル」、「スポーツ」、「カスタム」の4種。「スポーツ」では減衰力を高めるとともに、ステアリングアシストが重くなる。この状態でコーナーに飛び込むとグッと踏ん張るタイプのコーナリングが可能。さらに電子制御式ディファレンシャルロックの“XDS”によって積極的に駆動力が掛けられるので、脱出速度も速い。

ナビ画面も表示される液晶メーター、スマホの無接点充電機構、自動ブレーキ、全車速で追従を行うクルーズコントロールなど、装備面も充実している。もはや『ゴルフ』と変わらなくなっているのが、ポロGTI。価格は337万8000円とゴルフと同レベルだが、そのスポーツ性を考えたら十分な魅力にあふれている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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