マグナシュタイヤー(Magna Steyr)は11月6日、新型BMW『Z4』(BMW Z4)の量産第一号車がラインオフした、と発表した。
オーストリアのマグナシュタイヤーは、カナダに本拠を置く大手自動車部品メーカー、マグナインターナショナルの子会社だ。BMWグループとマグナシュタイヤーは2001年、生産委託に関する契約を締結した。
マグナシュタイヤー(旧シュタイアプフ)社は、もともと4WD車の開発や生産に関して豊富なノウハウを持っており、オーストリアのグラーツ工場では、メルセデスベンツ『Gクラス』やBMW『X3』、FCAのジープ『グランドチェロキー』などの受託生産を行ってきた。
BMWグループとの関係では、2003年にX3の受託生産を開始した。2010年からは、MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)を、その後、MINI『ペースマン』、2017年からはBMW『5シリーズセダン』を受託生産している。
BMW Z4新型(パリモーターショー2018)マグナシュタイヤーのオーストリア・グラーツ工場から今回、新型BMW Z4の量産第一号車がラインオフした。同社は、BMWグループ車の受託生産は、新型Z4が5番目の車種になる。なお、新型Z4は2019年3月から、順次世界市場で発売を開始する、としている。