車が駐車スペースを探す…自動駐車システム向けセンサーをベロダインが供給

ベロダインのライダーセンサーを搭載する中国のホロマティック社の自動駐車システム
ベロダインのライダーセンサーを搭載する中国のホロマティック社の自動駐車システム全 3 枚

ベロダイン・ライダー(Velodyne Lidar)は2月1日、自動運転向けのライダーセンサーが、中国のホロマティック社の自動駐車システム「ホロパーキング」に採用された、と発表した。ホロパーキングでは、ドライバーが駐車場の入り口で下車すると車はスペースを自ら探して駐車する。

ベロダイン・ライダーは1983年に設立された自動運転向けライダーの大手だ。米国カリフォルニア州に本拠を置き、車両の周囲の物体を検知するセンサーのライダーなどを手がける。2005年には、世界初の3Dリアルタイムライダーセンサーを発明して、特許を取得した。自動運転車の中核となるセンサー技術を開発している。

このベロダイン・ライダーの自動運転向けのライダーセンサーが、中国のホロマティック社の自動駐車システムに採用された。ホロマティック社の「ホロパーキング」は、中国初のスマート・バレーパーキング・ソリューションとして、どのような天候条件下でも24時間体制で運用できるのが特徴だ。

ホロパーキングは、駐車支援システムとは異なり、車を駐車スペースのそばまで運転する必要がない。ドライバーは、駐車場の入り口で停車して車を降りる。車はホロパーキングを使って駐車スペースを探し、人間の指示なしに、駐車の作業を完了する。出庫の際は、ドライバーが遠隔でシステムを起動させると、車が駐車スペースからドライバーの元まで、自動運転で走行する。

ベロダインのライダーセンサーを搭載する中国のホロマティック社の自動駐車システムベロダインのライダーセンサーを搭載する中国のホロマティック社の自動駐車システム

2019年から上海での本格展開を皮切りに、中国の一部都市でホロパーキングの導入を開始する。2020年までに、ホロパーキングを20以上の都市で展開し、各都市で少なくとも20以上の駐車場で導入する計画だ。

《森脇稔》

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