自動運転車での乗り物酔いが増える---リスクを抑える新技術、リカルドが開発

リカルドが開発した自動運転車における乗り物酔いのリスクを最小限に抑える新技術のイメージ
リカルドが開発した自動運転車における乗り物酔いのリスクを最小限に抑える新技術のイメージ全 1 枚

英国に本拠を置くエンジニアリング企業、リカルド(Ricardo)は3月25日、自動運転車における乗り物酔いのリスクを最小限に抑える新技術を開発した、と発表した。

ドライバーが運転操作を車に任せる完全自動運転車では、ドライバーは移動中、運転以外の行為を車内で行うことが可能になる。例えば、車内で映画を見たり、シートを進行方向と異なる回転に回転させたりした場合、乗り物酔いを起こすリスクが高まる。

そこでリカルドは、乗り物酔いの原因や乗り物酔いを悪化させる要因について研究。自動運転車における乗り物酔いのリスクを最小限に抑える新技術として、乗り心地の改善と乗り物酔いの回避に利用できるアルゴリズムを開発した。

自動運転車の車内では、このアルゴリズムによって、人間の感覚に影響を与えるさまざまな要因、例えば、室温、照明、香りなどをリアルタイムでコントロールする。同時に、自動運転車のコーナリング、停止、発進、加速などの動きも、人間の感覚に影響を与えないように最適にコントロールする。

リカルドによると、この新技術は自動運転車や高級車を開発している自動車メーカーなどから、すでに大きな関心を集めているという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  3. アキュラが新型EV『RSX』プロトタイプを発表…新世代ホンダEVプラットフォーム
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る