ヒストリックカー80台が“のんびり和気あいあい”…マロニエオートストーリー春

MG TF、TD、そしてオーテック ステルヴィオ
MG TF、TD、そしてオーテック ステルヴィオ全 16 枚

4月28日、出会いの森総合公園(栃木県鹿沼市)を起点に“マロニエオートストーリー春ミーティング”が開催された。主催はマロニエオートストーリーフォーラム。

毎年春と秋に開催されている、マロニエオートストーリー。春は桜が咲き乱れるコースをツーリング後、ゆっくりと愛車を愛でながらのバーベキュー。秋は、地元の名地を巡るツーリングが基本だ。

今回の春ミーティングも、これまでと同様、鹿沼出会いの森をスタート後、古峰神社(栃木県鹿沼市)までツーリング。そこで一休みした後、再びスタート地点まで戻るおよそ80kmのコースだ。そのルートはほぼ毎年変わらないものの、ワインディングあり、桜並木ありという春をクラシックカーで堪能するに相応しいもので、今年も快晴の中、参加者は存分に楽しんだようだ。

参加資格は1984年までに生産開始された国内外の四輪車と、その他主催者が認めた車両で、1932年のMG『J2ミジェット』などの戦前車を含め80台弱が集った。

9回目となるこのイベントの魅力についてある常連の参加者は、「のんびりしたところに尽きる。ぎすぎすしていなくて、みんなが一歩引いて協力しあって、盛り上げあって、主催と参加者という垣根がなく楽しんでいるところ」という。

主催者も「みんなが喜んでくれて、そして笑顔でイベントを楽しんでくれれば嬉しい」と述べ、「時間に追われないのんびりとしたイベントなので、家族皆で出られるのも魅力だと思う」と語る。さらに、主要メンバーが宇都宮でクラシックカーを中心にメンテナンスを行っているショップなので、古いクルマであっても安心して出場できることも重要な特徴だろう。

鹿沼出会いの森でバーベキューを楽しんでいる参加者を眺めていると、クラシックカー好きというキーをもとに、様々な交流が生まれ、初対面同士の子供たち同士も仲良くなり走り回る様子が随所で見られた。これこそがこのイベントの魅力であり、真髄なのだろう。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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