ヤマハ発動機、EDレーサー YZ250FX をフルモデルチェンジ 新エンジン&フレームなど

ヤマハ YZ450FX
ヤマハ YZ450FX全 21 枚

ヤマハ発動機は、市販エンデューロレーサー『YZ250FX』をフルモデルチェンジし、2020年モデルとして9月20日より発売。また、『YZ450FX』『YZ250X』『YZ125X』2020年モデルを8月20日より発売する。

【画像全21枚】

2020年モデルのYZ250FXは、エンデューロにおける高い戦闘力を支える新設計エンジンを搭載。新作アルミ鋳造ピストンを採用し、高回転域での性能を向上させた。バルブリセス(ピストン上部の凹み)を深くとるなど独自のメカニカル加工を追加して、圧縮比の安定化を図り、優れたパワー特性に貢献する。さらに吸気側カムプロフィールの最適設計を行い、新仕様のカムチェーンガイド&テンショナー、軽量設計のトランスミッションとシフトカムなどを採用している。

また、ギャップ走破性を高めるため、バイラテラルビーム・フレームのベースをモトクロス用YZ250Fと共通化。さらにエンジン懸架メインブラケットの補剛、テンションパイプ配置の最適化など、エンデューロ専用セッティングを施すことで縦・横・捻れの剛性を平均約15%アップ(従来比)するとともに、剛性バランスをレース仕様に最適化。より軽快なハンドリングとしなやかな走り、落ち着きと安定感に貢献する。

前後サスペンションは、モトクロス用YZ250Fをベースとして、エンデューロレース用にセッティング。フロントは倒立式サスペンション(気液分離タイプ)で、アウターチューブの剛性バランスを最適化し、接地感を向上。リアはリンク式モノクロスサスペンションのストローク長やリアアームの垂れ角などを調整し、ギャップ吸収性と作動性を高めた。

セルスターターには軽量なリチウムイオンバッテリーを採用。さらにスターターモーターを軽量・コンパクト化し、車両中央に配置することで、車体の重量バランス最適化に貢献している。

エンジンセッティングを行うパワーチューナーは、従来の付属コントローラーから、専用アプリケーションをインストールしたスマートフォンなどにデバイスを変更。セッティング操作は、デバイスと車両搭載CCUとのワイヤレス通信で行う。車両本体に2パターンのエンジンマップを保存でき、ハンドル左のモードスイッチにより、レース中でも状況に合わせて切り換えができる。

クラッチには、耐熱性・耐久性に優れる8枚のフリクションプレートを採用。長時間のレース中に行う、頻繁なシフトチェンジや半クラッチ操作など、負荷の大きい状況に対応した。プレートの表面は、ナーリング加工(細かな凹み加工)により、摩擦力・スプリング荷重を向上させており、良好な操作フィーリングに貢献している。

また、各モデル共通の新カラー&グラフィック「ディープパープリッシュブルーソリッドE」を採用した。

価格はYZ450FXが105万8400円、YZ250FXが91万8000円、YZ250Xが73万4400円、YZ125Xが62万6400円。ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店にて、6月20日から12月8日までの期間限定で予約を受け付ける。

《纐纈敏也@DAYS》

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