自動運転のフレームワークドキュメントが確定、2020年3月までにレベル3基準案を策定 国連

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国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)第178回会合(6月24~28日、ジュネーブ)で、自動運転車の国際的なガイドライン、基準策定スケジュールを含む自動運転のフレームワークドキュメントが合意された。国土交通省が6月28日に発表した。

自動運転車の国際的なガイドライン、優先検討項目について基準策定スケジュールなどで構成する自動運転のフレームワークドキュメントについて、日本政府は米国、欧州などとともに、作成を主導してきたが今回、合意した。

自動運転のフレームワークドキュメントによると、自動運転車の安全目標は「『許容不可能なリスクがないこと』つまり自動運転車の走行環境条件において自動運転システムが引き起こす人身事故であって合理的に予見される防止可能な事故が生じないこと」とする。

具体的な項目は自動運転システムの安全性、フェールセーフ対応、HMI(ヒューマンマシンインターフェース)・ドライバーモニタリング、対象物・事象検知、走行環境条件、自動運転システムの安全性能確認方法、サイバーセキュリティ、ソフトウェアアップデート、イベントレコーダーとデータ記録装置。

自動運転のフレームワークドキュメント及び国際基準検討体制自動運転のフレームワークドキュメント及び国際基準検討体制

基準策定スケジュールとしては2020年3月までに高速道路における自動車線維持走行(レベル3)の基準案を作成する。

また、優先検討項目に係る具体的な基準策定を進めるための会議体として新たに「イベントレコーダー/データ記録装置専門家会議」「機能要件専門家会議」を設置し、検討体制を拡充することで合意した。

《レスポンス編集部》

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