【Ene-1鈴鹿】KV-BIKEはミツバイクが6連覇を達成…単3電池40本の二輪レース

6連覇を達成したミツバイク
6連覇を達成したミツバイク全 4 枚

三重県・鈴鹿サーキットで4日、単3電池40本だけのエネルギーで走行する競技「Ene-1チャレンジ」が開催され、2輪車を用いたKV-BIKEチャレンジはミツバイクがギリギリの戦いを制し、初回大会から無敗の6連覇を飾った。

【画像全4枚】

KV-BIKEは2輪車を用いた競技。3輪、4輪のKV-40と同じくエネルギー源は単3電池40本のみで、1日に渡り充電などは許されない。比較的安価に車両を制作できるため、年々参加台数が増え、開催6年目となった今年は38台がエントリーしてきた。

競技は鈴鹿サーキット国際レーシングコース東コース(2.243km)1周のタイムアタックと、60分間のレースを行い、それぞれの順位に与えられるポイントの合計を争う。クラスは一般部門と大学/高専/専門学校部門によるクラス1と、高等学校部門、中学校部門によるクラス2の2クラスで、各部門の表彰が行われる。

2014年の初開催から5年連続で総合優勝しているミツバイクは、KV-40やKV-BIKEに使われるモーターメーカー「ミツバ」の社内チーム。ライダーの磯村翼は「皆さんどんどん力を付けて、いつの日か僕を倒す存在になって欲しい」と以前語っていたが、昨年は強敵が現れ、僅差での優勝となった。

今年は「自分の体重コントロールに失敗しました」と3kg増で本番を迎え、タイムアタックではまさかの8位で、60分レースも8番手からスタートとなった。そこから一気にトップに立ったが、電力不足からマシンがストップし、手押しで歩いてマシンを進めることに。ルール上、押して進めた場合はピットインが義務付けられているため、2周でピットインして順位を落とした。

しかし他にも手押しでマシンを進めるチームが続出。レース中盤からは順調に周回を重ねたミツバイクもファイナルラップで止まってしまい、再び歩いて手で押すことになってしまった。その後トップでチャッカーを受けるもピットインに相当する5分加算のペナルティに。しかし同一周回のチームが別のペナルティを受けたため、ミツバイクのトップが決定し、合計ポイントでも他を圧倒して、KV-BIKE初開催から不敗の6連覇を成し遂げた。

「全ては僕の不摂生が苦戦を生み出したのですが……」と磯村。「勝てるとは思っていなかったので、正直自分でも驚いています。他のチームは、本当に早く僕を脅かす存在になれるよう頑張ってください」とライバルたちにエールを送った。

総合2位はクラス2優勝の富山県立魚津工業高校電気工学部Bチーム、総合3位は近大高専ものづくり工房Aだった。

KV-BIKE クラス1
1:#1 ミツバイク
2:#14 近大高専ものづくり工房A
3:#8 ふじぱか

KV-BIKE クラス2
1:#31 富山県立魚津工業高校電気工学部Bチーム
2:#26 長野県佐久平総合技術高等学校
3:#30 富山県立魚津工業高校電気工学部Aチーム

《藤木充啓》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『スイフトスポーツ』が2027年復活? 48Vターボ搭載で次期GRヤリスのライバルに
  2. トヨタ クラウン スポーツ 改良新型、PHEVに新グレード「SPORT Z」追加…9月21日発売
  3. メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 新型、入門モデル「53」追加…544馬力モーターと800Vバッテリーで航続800km超
  4. トヨタ『プロボックス』25年目にフルモデルチェンジか…8月のスクープ記事ベスト5
  5. 「単なる復活ではない」三菱 パジェロ 新型、20年を経てデザインは何を継承し、何を変えたのか?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
ランキングをもっと見る