NDIASとティアフォー、自動運転のセキュリティ技術に関する共同研究を開始

ティアフォーの完全自動運転EV「Milee」(参考画像)
ティアフォーの完全自動運転EV「Milee」(参考画像)全 1 枚

NDIASとティアフォーは8月27日、自動車の自動運転におけるセキュリティ技術の獲得や向上を目指した共同研究を開始した。

NDIASは、野村総合研究所グループのNRIセキュアテクノロジーズとデンソーの共同出資により2018年12月に設立。自動車の車両および車載電子製品のセキュリティ診断やコンサルティングサービスを提供している。一方ティアフォーは、名古屋大学発のベンチャーとして2015年12月に設立された、世界初のオープンソースの自動運転OS「Autoware」の開発を主導するスタートアップ企業だ。

自動運転に対するサイバー攻撃は、自動車の安全に影響を及ぼす場合があることから、自動運転技術を用いる自動車に対しては、適切なセキュリティ対策を施しておくことが必要だ。そこで両社は、自動運転向けのハードウェアおよびソフトウェアに関する、セキュリティリスクの評価手法および対策技術について、共同研究を開始した。

具体的には、「自動運転を採用する自動車の車両、車載電子製品、関連のソフトウェアを対象とした、セキュリティリスクの分析・評価手法およびペネトレーションテスト手法の開発」、「自動運転を採用する自動車の車両、車載電子製品、およびコネクテッドシステムを対象とした、今後必要と想定されるセキュリティ関連の新技術の開発」、「自動運転の国際業界団体 The Autoware Foundation との連携を通じた、自動運転OSを対象としたセキュリティリスクの評価手法と対策技術の開発」の3つのテーマに取り組む予定だ。

両社は共同研究を通じて、自動運転に関わるセキュリティ技術の向上をはかり、安全・安心なモビリティ社会の実現への貢献を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  2. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  4. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  5. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る