ホンダ シビック の高性能版、「Si」に2020年型 9月に米国発売

内外装をイメージチェンジ

1.5ターボは205hpに強化

最新ホンダセンシング搭載

ホンダ・シビック・セダンSiの2020年モデル
ホンダ・シビック・セダンSiの2020年モデル全 16 枚

ホンダの米国部門、アメリカンホンダは、『シビック セダン』(Honda Civic Sedan)の高性能グレード、『シビック セダン Si』の2020 年モデルを9月6日、米国市場で発売すると発表した。

現行『シビック』は10世代目モデルだ。2015年秋、米国でセダンの販売を開始した。2017年9月には、日本市場にも復活導入を果たしている。この現行シビックセダンの米国仕様車に設定される伝統のスポーツグレードが、「Si」だ。

内外装をイメージチェンジ

2020年モデルでは、外観をフェイスリフトした。フロントは、新デザインのグリルやヘッドライト、バンパーを採用し、イメージを一新する。新設計のマルチエレメントLEDヘッドライトを装備し、照射性能を向上させた。新デザインのLEDフォグランプも採用する。リアバンパーも新デザインだ。新しいマットブラックの18インチアルミホイールが、足元を引き締める。ホンダ・シビック・セダンSiの2020年モデルホンダ・シビック・セダンSiの2020年モデル

インテリアは、シートのクッションと背もたれに赤いアクセントが付いた新デザインのスポーツシートを装備した。インストルメントパネルには、赤いトリムが追加されている。7インチデジタルTFTインストルメントクラスターも標準装備した。ディスプレイオーディオシステムを新デザインとし、新しいインターフェースを導入する。Bluetooth機能も標準化した。Appleの「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」にも対応する。ステアリングコントロールスイッチも新デザインとなり、より直感的な操作性を追求する。。

ダッシュボードの下のトレイには、収納スペースを追加した。この部分には、ディスプレイオーディオシステムのApple CarPlayとAndroid Auto向けのUSBポートがレイアウトされた。これにより、ドライバーは運転中、スマートフォンを視界から遠ざけることができる。USBポートの隣には、12ボルトの電源を配置した。

1.5ターボは205hpに強化

パワートレインは、直噴1.5リットル直列4気筒ガソリンターボを専用チューニングして搭載する。シビックセダンの標準グレードに対して、最大出力は180hp/5500rpmから205hp/5700rpmへ、最大トルクは24.5kgm/1900~5000rpmから26.5kgm/2100~5000rpmへ、25hp、2kgm強化された。

トランスミッションは、ショートストロークの6速MTのみだ。2020年モデルでは、ファイナルギアレシオが6%短縮され、加速性能が向上した。足回りには、ヘリカルLSDと調整可能な2モードのアダプティブダンパーシステムを組み込んでいる。ホンダ・シビック・セダンSiの2020年モデルホンダ・シビック・セダンSiの2020年モデル

最新ホンダセンシング搭載

2020年モデルには、ホンダの先進運転支援システム、「ホンダセンシング」の最新版を搭載した。ホンダセンシングは、ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識とブレーキ、ステアリングの制御技術が協調することで、運転や事故回避を支援する先進運転支援システムだ。衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)、車線逸脱警告、アダプティブクルーズコントロール、交通標識認知機能、レーンキーピングアシスト、前方衝突警告、「レーンウォッチ」と呼ばれるサイドビューカメラなどが用意される。2020年モデルでは、全車に自動ブレーキホールド機能付きの電動パーキングブレーキを標準装備し、利便性を高めている。

なお、アメリカンホンダは、2020年モデルのベース価格を、2万5000ドル(約266万円)と発表している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  2. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  3. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  4. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  5. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  6. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  7. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  8. 日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
  9. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
  10. 【株価】トヨタが小反発、『プリウス』13万台リコールも地合い好転で持ち直す
ランキングをもっと見る