即位パレードのオープンカー、8000万円上限にセンチュリー改造[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

座席は白い本革張り。車体の色は、通常の『センチュリー』と同じ「神威(かむい)エターナルブラック」だが、塗装を通常のものよりも多く重ね、鏡面のように仕上げたという。また、背もたれの角度を後ろに25度傾け、座席そのものも、後ろにずらした状態で固定。沿道から両陛下のお姿が見えやすいように工夫したそうだ。

宮内庁が、10月22日に予定されている「即位の礼」のパレードで天皇、皇后両陛下が乗車するオープンカーを公開。7日の各紙夕刊のほか、きょうの産経1面にもカラー写真付きで取り上げている。オープンカーはトヨタの高級車、センチュリー(3代目)を改造したもので、約8000万円を上限とする契約で内閣府が購入。「皇10」のナンバーがつけられたという。

即位パレードの準備も着々進んでいるようだが、一方で、警視庁は「祝賀御列の儀」の警備体制を公表。それによると、パレードは天皇、皇后両陛下が乗られたオープンカーが午後3時半に宮殿をスタートし、皇居から赤坂御所までの約4.6kmを約30分かけて進む予定だが、沿道の両脇に鉄柵で観覧用ブースを設け、入場者向けに金属探知機などで手荷物検査を実施。大型の旗や横断幕、ビン、缶などの持ち込みを禁止するという。

また、テロや事故防止のため、不審なドローン(小型無人機)に対応する「無人航空機対処部隊(IDT)」も配備。パレードのコース近隣の住民にはベランダなどに植木鉢や洗濯物を置かないよう呼びかけ、建物の屋上などからのぞく行為や撮影も控えてもらうなど万全の警備態勢で臨むという。

2019年10月8日付

●先端技術輸出規制へ、外為法見直し、AIやバイオ(読売・1面)

●景気判断再び「悪化」8月動向指数、4か月ぶり、世界経済減速・台風で減産(読売・2面)

●日航に再び改善命令へ、国交省乗務前飲酒後絶たず(読売・33面)

●新型N-WGN不具合で納車ずれ込み、ホンダ増税分肩代わりへ(朝日・6面)

●日米貿易協定閣議決定、トランプ氏立ち会い署名へ(毎日・7面)

●ご即位パレードオープンカー、両陛下お姿見えやすく(産経・1面)

●小田急月末に新アプリ、交通手段連携サービスMaaS実験(産経・10面)

●キャッシュレス急拡大、JR東登録14倍、ファミマ件数6割増(日経・1面)

●ボルボと吉利が新会社エンジン部門分離・統合、本体はEVに注力(日経・13面)

●ホンダ、米新興を買収、アプリ開発コネクテッド対応(日経・13面)

●相次ぐ高齢運転者の事故、車部品各社が安全対策(日経・13面)

《福田俊之》

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