ジャガーの最新自動運転車、EVの I-PACE がベース…世界自動運転交通会議で発表

ジャガー I-PACE ベースの最新自動運転プロトタイプ車
ジャガー I-PACE ベースの最新自動運転プロトタイプ車全 4 枚

ジャガー・ランドローバーは、ドバイで開催された「世界自動運転交通会議」において、EVの『I-PACE』(Jaguar I-PACE)ベースの最新自動運転プロトタイプ車を初公開し、公道走行を行ったと発表した。

ジャガーI-PACEのEVパワートレインは、モーターを前後アクスルに搭載し、4輪を駆動する。2個のモーターは合計で400psのパワーと、71kgmのトルクを引き出す。前後重量配分は、50対50と理想的なバランスを追求した。強力なモーターの効果で、I-PACEは0~100km/h加速4.8秒のパフォーマンスを実現する。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は90kWhと大容量だ。1回の充電での航続は、最大で470km(WLTP計測モード)の性能を備える。DC100kWの急速チャージャーを使えば、バッテリーの80%の容量をおよそ40分で充電可能。100km走行分であれば、およそ15分で充電できる。

このI-PACEベースの最新自動運転プロトタイプ車が、ドバイで開催された世界自動運転交通会議で初公開され、ドバイ市内の公道を走行した。ジャガーI-PACEベースの最新自動運転プロトタイプ車には、信号機検出システムを搭載する。また、レーダーとカメラを組み合わせて、車両検出や車両の回避が行えるよう、性能が引き上げられた。

さらに、停止状態から高速道路における走行まで、車両の速度とステアリングも、自動的に制御する。システムは、ルートの場所を示す詳細なHDマップとジャンクションの詳細な鳥瞰図からルートを追跡する、としている。

《森脇稔》

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