オンキヨー、車載用スピーカーの中国向けビジネス拡大へ 台湾電子機器開発企業と提携

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
オンキョー(ロゴ)
オンキョー(ロゴ) 全 2 枚 拡大写真

オンキヨーは10月31日、台湾Inventec社と、車載用スピーカーおよび電子機器の中国での生産を目的として、資本業務提携に向けた検討を開始すると発表した。

【画像全2枚】

オンキョーはOEM事業にて、中国の生産拠点である広州安橋音響(GOA)にてグローバル市場向け車載用スピーカーの生産を長らく行ってきた。しかし米中貿易摩擦の影響等により、輸出中心のグローバル型ビジネスモデルを転換する必要性が生じており、同社は中国国内市場向けビジネスの拡大を図っている。

一方、Inventec社はPC等の電子機器を中心に手掛ける大手ODM(電子機器の開発製造受託サービス)企業。中国南西部の重慶に工場を持ち、重慶における電子機器の生産および中国国内ビジネスに強みを持っている。

今回、こうした両社の取り組みをふまえ、Inventecグループが同社グループ会社であるGOAに出資をすることにより、自動車生産地域である重慶に工場を設立。オンキョーが長年培ってきた車載用スピーカーの生産ノウハウとInventec社の重慶地域での電子機器の生産実績を合わせ、車載用スピーカーおよび電子機器ビジネスの拡大を図ることを目的に、資本業務提携に向け両社で協議することについて基本合意に至った。

今回の基本合意により予定される新設工場にて、年間600万個のスピーカー生産規模を目指す。また、両社はこれらの車載用スピーカービジネスでの中国ローカル自動車メーカーとの取引をきっかけに、将来的にはInventec社と共同開発した自動車向け電子機器を世界中の自動車メーカーに販売することを目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
  2. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  3. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  4. トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
  5. 新型トヨタ『RAV4』にモデリスタ、「アーバン」と「ラギッド」の2スタイルでカスタマイズ
  6. 開発データでそのままマーケティングまで、自動運転開発にも活きる『Unreal Engine』の最前線【後編】PR
  7. ヤマハが新基準原付を2026年3月、日本発売へ…台湾から『ジョグ125』導入
  8. 三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  9. スープラ生産終了記念、富士スピードウェイホテルで歴代6車種試乗イベント開催…2026年2月1-2日
  10. オフロード感マシマシ! JAOS、新型トヨタ『RAV4 Adventure』専用カスタムパーツを発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る