ポルシェのカスタムを中心とするドイツの老舗チューニングメーカー、「ゲンバラ」は、現在新型ハイパーカーを開発しているが、その全豹がわかるティザースケッチを2点初公開した。
ゲンバラは、『911』をメインにSUVの『カイエン』、4ドアサルーンの『パナメーラ』など、約40年にわたりポルシェをカスタマイズしてきたが、マクラーレン『12C』、メルセデス『SLRマクラーレン』、さらにはフェラーリ『エンツォ』などポルシェ・クレストを持たない車までカスタムすることでも知られている。
2015年には、自動車メーカーとしても認可されており、独自開発のモデルが期待されていた。
そしてついにその夢が実現となる。6月に公開されたサイドビューのスケッチに加え、今度はフロントやサイドのデザインが明確にわかるティザースケッチが初公開された。
仕様に関しては発表されていないが、極端に短いフロントオーバーハング、長い後部デッキからミッドシップレイアウトが予想される。また大きくえぐられたサイドエアインテークに巨大リアウィング、フロントエンドではBMWやVW風のC型LEDデイタイムランニングライトや、アグレッシブなエアインテークなどが見てとれる。
標準かオプションかは不明ながら、トランスミッションにはMTが設定される。内燃機関エンジンを搭載し、ボディにはカーボンファイバーを多用、軽量化を図るという。
最高出力は800ps以上、0-100km/h加速2.5秒、0-200km/h加速は6.5秒とマクラーレン『P1』より0.3秒早く、ブガッティ『シロン』に匹敵する強力なパフォーマンスが噂されている。
ワールドデビューは2020年内と予想され、開発は順調に進めば、2022年には生産が開始されるという。