続・狙われた三菱電機、個人情報8000人以上流出の恐れ[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

きのうの朝日が”特報”したのを受けて、三菱電機は大規模なサイバー攻撃による不正アクセスで「個人情報と企業機密が外部に流出した可能性があることを確認した」と発表。それによると、採用応募者や従業員、グループ企業の退職者ら最大で8122人分の個人情報が流出した可能性があるとしている。

ただ、社内調査の結果、防衛関連や電力・鉄道など社会インフラに関する重要な機密情報の流出は確認していないという。

きょうの各紙も「三菱電機個人情報最大8000人流出、企業機密詳細伏せる」(朝日)や「サイバー防御重い課題、三菱電機国内トップレベル」(毎日)と報じたほか、産経は社説の「主張」でも「安全保障の重大な脅威だ」と取り上げている。

サイバー攻撃は2019年6月28日、社内端末に不審な動きがあったことをきっかけに判明。社内のパソコンやサーバーが侵入されており、速やかに外部からの接続を制限する対策を講じたという。ただし、朝日は社会面で「三菱電機半年口閉ざす、サイバー被害対応後手」、読売も「三菱電機攻撃後ログ消去、中国ハッカー発覚遅れ狙いか」とも伝えた。

三菱電機に限らず、デジタル社会が急速に進む中で、それぞれの企業はサイバーセキュリティ対策の一段の強化を迫られることになる。

2020年1月21日付

●コンビニ店舗初の減少、昨年末5万5620店新規出店抑制で(読売・1面)

●カーシェア本格参入へ、JXTG(読売・7面)

●スバル世界販売電動車4割目標、30年まで(読売・7面)

●五輪パラ交通対策地図、東京商議所、会場案内QRコードで(読売・29面)

●「疑惑国会」開幕、首相「桜」・IR・閣僚辞任触れず(朝日・1面)

●個人情報最大8000人流出、三菱電機、企業機密詳細伏せる(朝日・1面)

●FCA・鴻海EVで合弁交渉(朝日・7面)

●すかいらーく「24時間全廃」ガストなど国内155店(毎日・1面)

●自動運転と交通機関アプリで乗り継ぎ、都内「MaaS」実証実験(産経・12面)

●新春直球緩球、日本電産・吉本浩之社長「EV用モーターに積極投資」(産経・13面)

●独オペル日本に再参入へ(東京・6面)

●新エネ車の購入補助金、中国、今年の廃止見送り(日経・1面)

●日産、100自治体と連携へ、来年度中EV、災害時に提供(日経・14面)

●完全自動、日本の歩道で、車道での普及なお遠く(日経・14面)

●自家用車で送迎観光客も使って、過疎地向け有償運送改正へ(日経・38面)

●新型肺炎「服薬申告を」厚労省対策強化、武漢からの入国者に(日経・38面)

●盗難車事故持ち主責任? きょう最高裁判決(日経・39面)

《福田俊之》

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