サポカー限定免許導入、若者だけでなく高齢者も賛同
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高齢者による事故の増加を受け、2019年12月19日、高齢ドライバーの免許制度改正案について、警察庁は2022年度を目処にサポカーに限定した運転免許の創設を発表。通常国会にて審議され、可決される見込みとなっている。同制度は免許返納までの中間的な位置付けとして導入され、高齢者から申請を受ける自己申告型の任意の制度となる。
今回の調査ではまず、高齢者による事故を防ぐための方法として、「一定の年齢になった際、個人の運転能力などに依存せず全員免許を返納する」というやや強行的な案について尋ねた。その結果、全体では「良いと思う」が34.4%、「どちらかと言えば良い」が33.7%、合計で約7割が賛同。しかし、50代以上の意見では、「良いと思う」が16.8%、「どちらかと言えば良い」が31.2%と、賛同意見は半数以下となった。
また、高齢者による重大事故を防ぐための方法として、免許更新の条件に運転の実技テスト導入が検討されているが、これについては、全体では「良いと思う」が55.7%、「どちらかと言えば良い」が32.9%、合計で約9割が賛同。しかし、50代以上の意見では、「良いと思う」が24.0%、「どちらかと言えば良い」が26.0%と、半数に賛同する人の数は下がった。
最後に「サポカー」については、「知っている」が27.6%、「聞いたことがある」が34.0%、「聞いたことがない」が38.4%、3つの回答がほぼ均等に分かれる結果となった。ただ、試乗会なども多く開催されているため、認知度は徐々に高まっていくと予測される。
また、自分が高齢者となり制度の対象となった際、サポカー限定の免許に変更したいかどうかを聞いたところ、全体では「ぜひ変更したい」が33.9%、「どちらかと言えば変更しても良い」が34.7%と、約7割が前向きな回答。50代以上も「ぜひ変更したい」が28.0%、「どちらかと言えば変更しても良い」が35.27%と、ほぼ変わらない傾向となった。
《纐纈敏也@DAYS》
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