「ラビット」エンブレムに自動車電話スタンド、輸入車のユニークな純正オプション 8選【懐かしのカーカタログ】

ボルボ:ドッグゲート
ボルボ:ドッグゲート全 15 枚

輸入車はクルマ自身の個性はもちろん、純正オプションもクルマ同様にユニークなアイテムが揃う。そこで今回はオプションパーツカタログを少し覗いてみたい。

ボルボ:ドッグゲート

ボルボ:ドッグゲートボルボ:ドッグゲート
ボルボでは以前から、ステーションワゴンに愛犬を乗せるための専用の器具を用意している。セパレータ(仕切り)と開閉式のドッグゲート(左右)を組み合わせて使う。写真は2004年式の『V70』『XC70』用だが、現在も車種ごとの専用品の用意がある。

またオリジナルのペット用品も多数用意があり、写真に写っているのは、その中のひとつのお散歩バッグ。コチラは現在の最新アイテムで、買い物などの普段使いでも通用するシンプルなデザインだ。

VW:サイン、エンブレム

フォルクスワーゲン/アウディのサイン、エンブレムフォルクスワーゲン/アウディのサイン、エンブレム
写真のカタログは1984年のVW/アウディのアクセサリーカタログから。ゴルフだったら赤い縁取りのGTIグリルなどとともにVWマークを黒にしたり、赤文字のエンブレムに替えたりと、気軽なチューンアップ(!?)として、当時のVWフリークは楽しんだものだ。ちなみに“RABBIT”は初代ゴルフの北米市場での車名だった。

BMW:アロイホイール

BMWの豊富なホイールBMWの豊富なホイール
アロイホイールのオプション? そんなの珍しくないでしょ?、と思われたかもしれない。が、BMWは以前から、1車種に対しかなりたくさんの種類のアルミホイールを用意しており、選ぶ楽しさをユーザーに提供していた。

写真のカタログは1997年もので、3シリーズでいえばE36時代。見開き2ページ分しかご紹介していないが、複数の車種向けとはいえ種類は豊富で、しかも、どれも“大人びたいいデザイン”のホイールが揃っていたこともわかる。

クラシック・ミニ:ドレスアップパーツ

クラシック・ミニのドレスアップパーツクラシック・ミニのドレスアップパーツ
純正とサードパーティ製のパーツの境界線がキッチリとしていないほど、星の数ほどのアクセサリーがあったクラシック・ミニは、ドレスアップパーツの宝庫だった。木目のインパネ、モトリタ・ステアリング、さざ波グリル、ベレGミラー、ミニライト10インチアルミホイールなど、定番だらけ。

R50ミニ:アクセサリー

ミニ(R50)ミニ(R50)
クラシック・ミニの意思を受け継いで(?)BMWが手がけたR50以降の『ミニ』にも、実に豊富なメーカーオプションが用意された。さらにファッション関係、アクセサリー関係も充実。クルマを注文する際につい、「そのキーホルダーもひとつください」となってしまうという訳だ。

ランチア・ムーザ:バッグ

ランチア・ムーザランチア・ムーザ
お断りしておけば、筆者はこの実車のバッグの実物を手にとって見たことはない。なので、少数台数が日本に入っていた実車に果たして装着車があったかどうかは不明。しかしカタログの写真で見る限り、助手席側のインパネにピッタリと収まる洒落たバッグや、同じく後席にも専用のポーチにエッセンシャルオイルが入っていたりと、さすがランチアらしい装備といえる。

サーブ:スライディングフロア

サーブ9-5のスライディングフロアサーブ9-5のスライディングフロア
写真は2002年のサーブのアクセサリーカタログ。この中で『9-5』用に用意されたいたのが、このスライディングフロア。後方に50cmスライドでき、積載重量は最大200kgとなっている。ちなみに同車には、カーゴレール上の自由な位置で固定して使える、合金製の堅牢なフックが備わっていた。

アルファロメオ:166の携帯電話とスタンド

アルファ166の携帯電話とスタンドアルファ166の携帯電話とスタンド
写真のカタログはアルファロメオ『166』が現役時代(98年)のドイツ仕様のもの。今は携帯電話は無線でセットするのが主流だが、まだ自動車電話があった頃で、携帯電話もこうした専用のスマートなスタンドが欧州車にはたいてい用意があった。

しかも電話自体も掌に収まる小ささと超スタイリッシュなデザインが憧れの的だったモトローラのStarTAC。さすがアルファロメオらしく、スタイリッシュさへのこだわりは細部まで、といったところ。

アルファ166アルファ166

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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