[カーオーディオ・プロショップ]“車内静音化”も得意!

ピットハウスコスギ(香川県)。
ピットハウスコスギ(香川県)。全 3 枚

クルマの中で良い音を聴きたいと思った時の頼れる味方“カーオーディオ・プロショップ”について、そのバリューを1つ1つ紹介している。第7回目となる当回では、“カーオーディオ・プロショップ”が“車内静音化”も得意としていることについて解説していく。

なお当特集は、全国の有名“カーオーディオ・プロショップ”に直接話を訊いて記事を構成している。今回は、香川県の人気店“ピットハウスコスギ”の古杉さんに教えを請うた。参考になる話をたくさん訊けた。じっくりとお読みいただきたい。

ドアチューニングの技術は、“車内静音化”に応用可能!

最初に、“カーオーディオ・プロショップ”が“車内静音化”も得意としている理由から教えてもらった。

ピットハウスコスギ(香川県)。ピットハウスコスギ(香川県)。

「“カーオーディオ・プロショップ”は、クルマのドア内部の音響的なコンディションを整える技術を持っています。クルマのドアはスピーカーボックスの役割も果たすのですが、そうは言っても音響機器としては設計されていませんので、内部を物理的にチューニングする必要があります。その作業のことは“デッドニング”と呼ばれているのですが、“カーオーディオ・プロショップ”はその技術を身に付けていて、そしてその技術は“車内静音化”にも応用できるんです。使用する部材の多くも共通していますし」

ところで昨今、クルマの中を“うるさい”と感じるドライバーが増えている。その理由も教えてもらった。

ピットハウスコスギ(香川県)。ピットハウスコスギ(香川県)。

「理由は主には2つあると思っています。1つは、エンジンやマフラーが静かになってきたからです。電気自動車はエンジン音がしませんしハイブリッド車もバッテリーで走行しているときにはエンジン音が止まります。普通のガソリン車もひと昔前と比べたら相当に静かです。結果、ロードノイズや雨音といった外来ノイズが一層目立つようになりました。

2つ目の理由は、軽量化が推し進められているからです。燃費対策のためには軽い方が良く、鉄板は強度を保ちつつも薄くなっている傾向があり音が響きやすくなっています。また使用される吸音材の量が減らされていたりフロアマットが薄くなっているケースも散見されます。これらはコストカットの結果でもあると思うのですが。というわけで最近のクルマは、外来ノイズが入り込みやすくもなっているんです。

このような背景があり、外来ノイズ対策の相談に来られる方は多いです。年々増えている印象です」

フロア、天井ともに、高音ノイズ対策と低音ノイズ対策の両方のメニューを用意!

続いては、どのような“車内静音化メニュー”を用意しているのかを教えてもらった。

「さまざまなメニューをご用意しています。効果が高いのはやはり、フロアと天井への作業ですが当店の場合は、フロアへの作業については前回りのみ、車室内のフロア全体、さらにはトランクフロアの計3パターンがあり、さらにそれぞれで高音ノイズ対策と低音ノイズ対策の両メニューをご用意しています。

外来ノイズには、高音系のノイズと低音系のノイズとがあるんです。タイヤパターンが路面を叩いて発生するノイズは主に低音ですが、小石が当たる音や雨降りの日の水が跳ね返る音などは高音です。天井では、雨音は高音ですし、天井からも低音であるロードノイズ等も入ってきます。で、高音ノイズと低音ノイズとでは用いるべき部材が異なります。なのでメニューを細分化して、気になるノイズを効果的に抑えられるようにしているんです。もちろん、両方をオーダーされても良いですし。また天井への作業においては、断熱材を施工するオプションも設定してます。

ちなみにこれら“車内静音化”の作業はどれも、DIYで行うのは困難です。部材は鉄板に貼っていく必要がありますが、フロアも天井も鉄板にアクセスするためにはパネル類を取り外さなければならず、その作業にはとても手間が掛かるんです。フロアの場合はシートやセンターコンソールもすべて取り外します。その点“カーオーディオ・プロショップ”はバラシ作業もお手のものですから、任せて安心だと思います」

フロアが先か天井が先かは、気になるノイズのタイプで判断!

ところで、フロアと天井、どちらを先にやると良いのだろうか。

「お客様にもよく訊かれるのですが、正直、“両方”と答えるしかありません(笑)。ロードノイズ対策を優先されるのであればフロアからで良いと思うのですが、天井に施工すると雨音が相当に軽減されます。この効果は本当に絶大です。お薦め度合いは、どちらも甲乙付け難いです。

しかし一気にすべてを行うのはご予算的な負担も大きくなりますから、悩みとして大きいのがロードノイズなのか雨音なのか、そこを見極めてご判断されると良いのではないでしょうか」

費用の目安も教えてもらった。

「クルマの大きさによって差が開くのですが、当店ではフロアの前回りの低音対策を施す場合で5万円から9万円くらい、低音にも高音にも対策する場合は6万円から11万円くらいです」

最後に、“車内静音化”を“カーオーディオ・プロショップ”にオーダーすることのメリットを訊いてみた。

「“カーオーディオ・プロショップ”は音のことを熟知していますし、静音のための部材の扱いにも慣れています。どのようなタイプのマテリアルがどんな効果を上げるのか、そしてどのように施工すると効果が高いのか等々、ノウハウを豊富に持っています。そしてメーカーとのネットワークも広く築けていますから、さまざまな部材を取り寄せられますし。なので、対策したい内容に応じて的確な施工を行えます。車内を静かにしたいと思ったときにも“カーオーディオ・プロショップ”をご活用いただきたいですね。ご来店いただけましたら詳しくご案内いたします。お近くでしたらぜひ、お気軽にお越しください」

車内を静かで快適な空間に変えたいと思ったときにも、“カーオーディオ・プロショップ”は頼りになる。外来ノイズに悩まされているのなら、お近くの“カーオーディオ・プロショップ”まで♪

“カーオーディオ・プロショップ”って、どんなとこ? Part7「“車内静音化”も得意!」

《太田祥三》

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