古今東西各メーカーからジャンルのSUVが売り出される現代は、まさに“SUV戦国時代”の様相を呈する。中でも世界的にも人気を博するミドルサイズSUVから、国産の最新5台をピックアップした。
価格表
ホンダ『CR-V』:329万100円からマツダ『CX-5』:293万7000円から
スバル『フォレスター』:286万円から
トヨタ『RAV4』:265万2500円から
トヨタ『ハリアー』:299万円から
目次
- 【スバル フォレスター】発表…冒険に向かう背中をひと押し
- 【スバル フォレスター 試乗】すべてが紳士的、だがナンパなSUVとは一味違う…木下隆之
- 【ホンダ CR-V】ライバルに対するアドバンテージは総合力?
- 【マツダ CX-5】 改良新型 SKYACTIV-G 2.5T を国内初導入、MT設定も…257万0400円より
- 【ホンダ CR-V 試乗】細かい難はあるけど、よくできたSUVだ…中村孝仁
- 【トヨタ RAV4】約3年ぶりに国内市場復活 260万8200円から
- 【マツダ CX-5 試乗】ライバルは輸入車、スポーツSUVの道を突っ走って欲しい…九島辰也
- 【トヨタ ハリアー】ついに実車プロトタイプを初公開!気になる進化のポイント[詳細画像]
- 【トヨタ ハリアー 試乗】「快適なセダンの性能をSUVの形で実現」その走りは予想以上だった…島崎七生人
- 【トヨタ RAV4 PHV 試乗】RAV4としてもトヨタのPHVとしても「過去最高」…島崎七生人
【スバル フォレスター】発表…冒険に向かう背中をひと押し
SUBARU(スバル)は20日、ニューヨークモーターショー2018でワールドプレミアをした新型『フォレスター』を日本でも発表した。フルモデルチェンジの開発コンセプトは“快適”と“冒険”だという
◇スバルの屋台骨
フォレスターの歴史は、21年前の1997年に始まる。当時は『レガシィ』もターボ全盛で、フォレスターも当初はターボモデルのみの販売だった。インディアナポリスで24時間のSUV世界最高速度の記録を樹立したことでも知られている。
【スバル フォレスター】発表…冒険に向かう背中をひと押し 画像
【スバル フォレスター 試乗】すべてが紳士的、だがナンパなSUVとは一味違う…木下隆之
今年のSUBARU(スバル)の一推しは『フォレスター』に違いない。フォレスターとしては第5世代となり、世界各地で販売される最量販車なのだからそれも道理。気合の入れ方が半端ない。
「スバルグローバルプラットフォーム」と呼ばれる新設計の骨格がベースに与えられている。これにより、クラストップレベルの衝突安全性と危険回避性能を誇るという。もちろんドライバーが気持ちいいと思うハンドリングにも貢献するはずだし、乗り心地も快適だという。期待したいモデルなのだ。
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【ホンダ CR-V】ライバルに対するアドバンテージは総合力?
日本におけるSUVマーケットは順調に伸びていて、これからも拡大が予想されている。今回のホンダ『CR-V』復活や、予告されているトヨタ『RAV4』の日本復帰もそれを反映したものといっていいだろう。
新型CR-Vは日本でいうところのミドルクラスで、スバル『フォレスター』、日産『エクストレイル』、マツダ『CX-5』、三菱『アウトランダー』など市場には競合ライバルも多い。CR-Vはそれら魅力あふれるライバルたちとどう戦っていくのかも興味深いところである。
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【マツダ CX-5】 改良新型 SKYACTIV-G 2.5T を国内初導入、MT設定も…257万0400円より
マツダは、クロスオーバーSUV『CX-5』の改良新型モデルの予約受注を10月11日より開始、11月22日から発売。また最上級グレードとして、こだわりの素材によりモダンさと温かみを表現した特別仕様車「エクスクルーシブ・モード」も同時に受注開始、発売する。
今回の商品改良では、豊かなトルクで長距離クルージングを得意とするクリーンディーゼルエンジンに加え、マツダの国内向け車種として初めて2.5リットル直列4気筒直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」を設定。最高出力230ps、最大トルク420Nmを発生し、低速から中速、高速域まで意のままに加速する、力強い上質な走りを実現した。
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【ホンダ CR-V 試乗】細かい難はあるけど、よくできたSUVだ…中村孝仁
サイズが気になる?
多くのジャーナリストたちがこのクルマのサイズ感を気にする。一体なぜ?今時4605×1855×1680mmなどというサイズは、日本市場でも中くらいでしかない。
激戦区のSUV市場にあって、こんなサイズはコンパクトな部類と言っても過言ではない。それとも、国内市場だけはグローバルとは異なる特殊事情があるとでもいうのだろうか。
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【トヨタ RAV4】約3年ぶりに国内市場復活 260万8200円から
トヨタは、『RAV4』をフルモデルチェンジし、4月10日に発売する。
初代RAV4は1994年、当時としては画期的だった乗用車タイプのSUVとして登場。今でいうクロスオーバーSUVの先駆けとして新しい市場を開拓した。新型は、日本未導入だった4代目を含めると5代目にあたり、国内市場では約3年ぶりの復活となる。
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【マツダ CX-5 試乗】ライバルは輸入車、スポーツSUVの道を突っ走って欲しい…九島辰也
ライバルは国産ではなく輸入車
マツダ『CX-5』は不思議なクルマだと思う。何度も試乗しているが、ライバルとして想定されるのは国産SUVよりも輸入車が頭に浮かぶ。その理由はデザインが一番だろう。クールなフロントマスクと美しいボディフォルムは既存の国産モデルの概念を逸脱する。要するにかっこいいのだ。
走りもそうだ。マツダがこだわるハンドリングはヨーロピアンテイストが強い。ステアリングフィールもしっかりあって、それに追従する足も軽快さを持つ。ボディ剛性を高めたことでサスペンションの設定が自由になったのだろう。やたら減衰圧の高いダンパーを用いたり、太いスタビライザーを入れたりしなくても安定感は高い。
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【トヨタ ハリアー】ついに実車プロトタイプを初公開!気になる進化のポイント[詳細画像]
まもなく発売されるトヨタの都市型SUV、新型『ハリアー』。去る4月13日、その概要や内外装デザインが明らかにされ、すでにその人気に火がついているが、今回実車のプロトタイプを撮影することができたので、40枚の写真とともに新型ハリアーの進化のポイントを紹介する。
1997年に登場した初代ハリアーは、SUV+高級乗用車=クロスオーバーSUVという新たな市場を開拓、都市型SUVとして独自のポジションを確立した。4代目となる新型ハリアーは、そのコンセプトを受け継ぎつつも「SUVという枠を超えて新価値を提供する」ことを目指し、「感性に訴える」クルマづくりを追求した。
【トヨタ ハリアー】ついに実車プロトタイプを初公開!気になる進化のポイント 画像
【トヨタ ハリアー 試乗】「快適なセダンの性能をSUVの形で実現」その走りは予想以上だった…島崎七生人
初代『ハリアー』が登場したのは今から23年前のこと。井型のサブフレームにエンジンをマウントした当時の乗用車『ウィンダム』のプラットフォームをベースに仕立てられた“都市型SUV”の先駆者(車)だった。
富士山麓の某所をベースに開催されたプレス試乗会に参加したことはついきのうのことのよう(!)だが、初めての試乗で、うねりのある朝霧周辺の道をきれいなバウンジングで見事に収めながら走る、それまでのSUVの概念を覆す、まさに高級セダンのようななめらかで上質な乗り味に舌を巻いたことをよく覚えている。
【トヨタ ハリアー 試乗】「快適なセダンの性能をSUVの形で実現」その走りは予想以上だった…島崎七生人 画像
【トヨタ RAV4 PHV 試乗】RAV4としてもトヨタのPHVとしても「過去最高」…島崎七生人
2019年4月に導入された5代目『RAV4』は、「“カーライク”な市場トレンドとは一線を画すSUVのワクドキ、強いアイデンティティが支持されている」とトヨタでは分析。今回の『RAV4 PHV』は、そんなポジショニングをさらに突き抜けるモデルとする役割を担っての登場という。