廃タイヤ由来の熱分解油から自動車部品製造へ BASF

熱分解油に変換される廃タイヤ
熱分解油に変換される廃タイヤ全 2 枚

独BASFは、ハンガリーのNew Energy社と、廃タイヤ由来の熱分解油を年間最大4000トン購入する契約を締結した。

【画像全2枚】

今回の契約は、BASFが使用済みのプラスチック廃棄物を産業規模でケミカルリサイクルすることに焦点を当てた「ChemCycling」プロジェクトの一環。2020年から、最初の商用製品が市場に出ている。今回の購入契約は混合プラスチック廃棄物に加え、廃タイヤのリサイクル率を高める狙いだ。

廃タイヤは、ドイツ、欧州及び国際標準化機構の規格であるDIN EN ISO 14021:2016-07が定義する、使用済みプラスチック廃棄物に該当。両社は世界的なプラスチック廃棄物問題の解決に取り組んでいる。今回、New Energy社が有する独自の熱分解技術を、その他のプラスチック廃棄物のリサイクルに適応させることを目標とした実行可能性調査の契約も締結した。

BASFは、New Energy社から供給された熱分解油を統合生産拠点に投入し、化石資源の代替としている。こうして生まれた製品には、製品名の末尾に「Ccycled」が付けられており、化石原料から製造された製品と全く同じ特性を持つ。これにより、従来製品と同様の加工が可能となり、自動車部品など、品質や性能に関して要求の高い用途への適用が可能となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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