[システム構築学 総論]ビーウィズ・システムを楽しむ

ビーウィズ・STATE MM-1D
ビーウィズ・STATE MM-1D全 3 枚

カーオーディオに興味を抱いている方々に向けて、カーオーディオではシステムの構築法がさまざまあることを、つまりは楽しみ方が豊富に有り得ていることを解説している当特集。当回では、国産ブランド“ビーウィズ”のアイテムによるシステムメイク術について掘り下げる。

【画像全3枚】

“フル・ビーウィズ・システム”の構築で、独特の良さを満喫!

国産ハイエンドブランド“ビーウィズ”は、ヘッドユニットからプロセッサー、パワーアンプ、スピーカー、さらにはレギュレーターやケーブルといった周辺アイテムまでを取り揃える総合カーオーディオメーカーだ。つまり、同社のユニットだけで構成する“フル・システム”の構築も可能となる。しかも“フル・ビーウィズ・システムでは、他のブランドのアイテムで組むシステムでは体験できない独特の良さを味わえる。

では、同社にはどのようなアイテムがあるのかを具体的に紹介していこう。まずはヘッドユニットから。

“ビーウィズ”は、ヘッドユニットからして独特だ。『STATE MM-1D』(税抜価格:20万円)という名のこのユニットはなんと、ルームミラー型のリニアPCMプレーヤーだ。特長は主には3点ある。1点目はそのスタイル。当機は純正のルームミラーに被せるようにして取り付けられるので純正オーディオを取り外す必要がない。至ってスムーズに導入できる。

特長の2点目は、音が良いこと。当機はディスプレイも備えてはいるが基本的には単一機能のユニットだ。つまりプレーヤーとしての機能のためだけに多くのコストが注がれている。結果、高音質パーツがふんだんに用いられていて設計にもこだわりが満載されている。

そして3つ目の特長は、“ビーウィズ”のプロセッサーとデジタルダイレクト接続が可能なこと。つまり、“フル・ビーウィズ・システム”で使ったときに持ち味を余すことなく発揮する。

とはいえ、他社システムに組み込むことも可能だ。専用のインターフェースユニットが同梱された『MM-1DT/6』(税抜価格:31万円)が用意されていて(インターフェースユニットは単品でも発売されてる)、当機では一般的なDSPとデジタル接続でき、さらにはAUX端子を備えたAVナビ等とのアナログ接続も行える。つまり愛用のシステムにアドオンしても『MM-1D』ならではの高音質性能を楽しめる。

ビーウィズ・STATE A6R

★ビーウィズ・STATE A6R

モノラル使いができる超ハイエンドプロセッサーもラインナップ!

そして“ビーウィズ”は、プロセッサーもまた独特だ。現在は4モデルをラインナップしている。レギュラーシリーズである『STATE A6R series』に3機種があり、さらに限定品の『STATE A6R kishi model』(税抜価格:50万円)も用意されている。

で、『STATE A6R series』の各機の違いは「何台構成か」。この点が当シリーズだからこその特長の1つともなっている。まずベーシックモデルの『STATE A6R』(税抜価格:40万円)があり、あとの2機種はこれを複数台用いて成り立つ。『STATE A6R DUAL』(税抜価格:80万円)は『STATE A6R』が2台連結されていて、『STATE A6R MONO』(税抜価格:240万円)はそれが6台繋がれている。

このような仕様になっている最大の狙いは、「理想的なチャンネルセパレーションを得ること」にある。『STATE A6R DUAL』では、プロセッサーを左右のchに1台ずつあてがえるので、左右間の信号の相互干渉をなくせる。そして『STATE A6R MONO』では、左右の3ウェイ、計6chの1つずつにプロセッサーを1台ずつあてがえる(モノラル使いが可能となる)。結果、プロセッサーからスピーカーまでが完全に独立するマルチアンプシステムの構築が可能となり、究極的なchセパレーションが実現される。

さらに、2台、6台と増やしていくことで機能も高性能化する。『STATE A6R DUAL』ではいわば2倍のポテンシャルを示し、『STATE A6R MONO』ではざっと6倍の能力を発揮できる。ゆえに、超精細で緻密なサウンドチューニングを行える。

ビーウィズ・P-1R

★ビーウィズ・P-1R

パワーアンプはすべてが“モノラル”タイプ。スピーカーも幅広く展開!

そして“ビーウィズ”は、パワーアンプに関しても早くからモノラルモデルを開発していて、現在のラインナップではすべての機種が1chタイプとなっている。現代ハイエンド・カーオーディオではマルチアンプシステム(1つのスピーカーユニットにパワーアンプの1chずつをあてがうシステムレイアウト)が構築されるのが一般的だが、“フル・ビーウィズ”システムにおいてはモノラルパワーアンプによってマルチアンプシステムが構築されることとなる。結果、マルチアンプシステムの利点をより引き出せる。

なお現在“ビーウィズ”は、パワーアンプを計5タイプ用意している。内訳は以下のとおりだ。レギュラーモデルが2機種あり、スペシャルモデルが3タイプある。

そしてスピーカーもまた、独特だ。『Confidence(コンフィデンス)lll F シリーズ』がフラッグシップとして君臨し、2ndグレードとなる『Accurate lll F シリーズ』の各モデルまですべてに、世界唯一のオール偏芯コーンシステムが採用されている。なお『Confidence lll F シリーズ』にてラインナップされているのは以下の2機種。5cmワイドレンジツイーター『C-50lll F』(税抜価格;26万円)と、13cmミッドウーファー『C-130lll F』(税抜価格:26万円)との2モデル展開となっている。

ところで“ビーウィズ”はこの9月に、同社の第4番目のスピーカーシリーズとなる『BEWITH Lucent」(ビーウィズ ルーセント)シリーズ』の発売を発表し、まずは2ウェイコンポーネント『Lucent Duo 165』(税抜価格:6万円)を市場に投入した。当機は価格が比較的に手頃であることに加え、インストール性も高い。“ビーウィズ”サウンドをよりカジュアルに楽しめる。

ファンから熱い支持を受けている“ビーウィズ”。ピュアサウンドを奏でられるシステムの構築に興味があれば、“ビーウィズ”にご注目を。

システム構築学・総論 第8回 “ビーウィズ”システムを楽しむ!

《太田祥三》

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