【小田急ロマンスカーミュージアム】歴代5車種を保存展示[フォトレポート]

車庫のような雰囲気の1階車両展示室「ロマンスカーギャラリー」に、時代を彩ったロマンスカー5車種を常設展示し、歴代を見比べることができる。旅の思い出に浸ったり、家族での会話を楽しめるよう、車両の側には椅子やテーブルも設置してある。
SE(3000形)は先頭車と中間車の3両を展示。一端が新製時の形状を復元して列車名が「乙女」、もう一端が改造後、引退時の形状で列車名も引退時の「あさぎり」だ。NSE(3100系)も先頭車と中間車の3両編成で、列車名は「えのしま」と「さようなら3100形」(複製)となっている。
通常はゆっくりと見る機会の少ない車両の足元までを含め、至近距離でロマンスカーを鑑賞できる。とくにロマンスカーの特徴である連接台車は、HiSE(10000形)のものを、一方の車体をどけた状態で見ることができる。
一部の車両は車両内に入ることもでき、HiSEとRSE(20000形)は客室まで、SEとNSEはデッキまで入ることができる。
ミュージアムの入場について、開業から当面の間は、新型コロナウイルス感染症対策のために事前予約制だ。ロマンスカーミュージアムのウェブサイトより予約を受け付けている。
[フォトレポート]小田急ロマンスカーミュージアム
●開業時の車両と、今を見せる巨大ジオラマ
●LSEシミュレーターにしびれる…みんなが楽しめるよ
●カフェのメニューに涙、テラスの時刻表にニヤリ
《高木啓》