【Stay Home Books】本格的な軽四駆、スズキジムニーがわかる決定版

スズキ 初代ジムニー(LJ10型)
スズキ 初代ジムニー(LJ10型)全 3 枚
『スズキ ジムニー』
日本が世界に誇る 唯一無二のコンパクト4WD
著者:当摩節夫 自動車史料保存委員会
発行:三樹書房
定価:3850円
ISBN978-4-89522-749-0

小型で本格的な四輪駆動車として、全世界199の国と地域で販売され、世界累計300万台以上を達成したスズキ『ジムニー』の歴代モデルを詳しく解説した1冊が、誕生50周年を記念し刊行された。

1970年、ジムニーは当時360ccクラスの軽自動車で唯一の本格的四輪駆動車として誕生した。悪路走破性と軽量な車体による取り回しの良さにより、その後、排気量やサイズ拡大したクルマとともに多くの支持を集めている。

本書では、歴代モデルの足跡を貴重な約550点のカラーカタログを掲載し、詳細に解説するとともに、ジムニー登場までのスズキの歩みとして、『スズライト』や『キャリイ』なども踏まえながら、なぜスズキからジムニーが生まれたのかの背景が記されている。さらに、ジムニーにおいても歴代モデル以外に海外向けモデルなども触れ、巻末には主要車種の諸元表や年表も収録されているので、ジムニーという世界を俯瞰してみることが出来るだろう。

巻頭にはジムニー誕生に寄与したスズキ代表取締役会長の鈴木修氏による“ジムニーへの想い”が収められているのも興味深い。
『スズキ ジムニー』

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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