トヨタ・ウーブンプラネット、米リフト社の自動運転部門買収…開発体制強化

ウーブン・プラネット・ホールディングスのジェームス・カフナーCEO
ウーブン・プラネット・ホールディングスのジェームス・カフナーCEO全 2 枚

トヨタグループでソフトウェアを中心としたモビリティの開発を担うウーブン・プラネットは7月20日、米国で配車サービスを展開するリフト社の自動運転部門「レベル5」の買収を完了したと発表した。

リフト社は2012年に設立された、米国とカナダにおける最大の移動・輸送ネットワークの1つ。今回の買収は2021年1月、旧トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)から移行して事業を開始したウーブン・プラネットにとって初の大型案件となる。

今回の買収により、ウーブン・プラネットは、テクノロジー、人材、およびグローバルな開発拠点を強化する。具体的には、レベル5が有するシリコンバレー、ロンドンにおけるオフィスおよび事業を直ちに継承し、300人以上の優秀なエンジニア、研究者、モビリティの専門家から成るチームを迎え入れる。また、リフトのセンシング、コンピューティング、ソフトウェア資産、およびレベル5の自動運転システムに関する戦略的能力を獲得。世界トップクラスのテクノロジーと専門性を持つレベル5、卓越したソフトウェアに関する知見を持つウーブン・プラネット、および先進的な研究成果を持つトヨタ・リサーチ・インスティテュートが協働することにより、高い専門性で業界をリードしていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る