BMW M4 新型にカブリオレ、510馬力ツインターボ搭載…モントレー・カーウィーク2021で発表へ

従来型のハードトップからソフトトップに変更

0-100km/h加速3.7秒で最高速280km/h

駆動方式は4WDの「M xDrive」のみ

ドリフトコントロールを可能にする走行モード

BMW M4 カブリオレ 新型
BMW M4 カブリオレ 新型全 23 枚

BMWの高性能車部門のBMW Mは8月3日、新型『M4カブリオレ』(BMW M4 Cabriolet)の実車を8月12日、米国で開幕する「モントレー・カーウィーク2021」で初公開すると発表した。

写真:BMW M4 カブリオレ 新型

従来型のハードトップからソフトトップに変更

従来型の電動開閉式ハードトップではなく、新開発の電動開閉式ソフトトップを採用する。「パネルボウ」と呼ばれるソフトトップルーフは、格納式ハードトップの長所とファブリックトップの長所を兼ね備えているという。ソフトトップは走行中でも、18秒で開閉できる。

ファブリックトップの滑らかな表面は、優雅なアーチ状デザインだ。ソフトトップは従来型のハードトップよりも40%軽量で、静粛性や耐候性にも優れているという。ソフトトップの色はブラックとアンスラサイトシルバーエフェクトが選択できる。

また、新型ではオープン化に伴い、新型『M4クーペ』に対して、強化されたサイドスカート、補強材、フロントのアルミ製せん断パネルなどを採用し、ボディ剛性を追求している。BMW M4 カブリオレ 新型BMW M4 カブリオレ 新型

0-100km/h加速3.7秒で最高速280km/h

パワートレインは、最新のBMW Mツインパワーターボテクノロジーを導入した「S58」型と呼ばれる直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンだ。新型M4クーペとは異なり、新型M4カブリオレでは、「コンペティション」仕様のみとなる。

直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力510hp/6250rpm、最大トルク66.3kgm/2750~5500rpmを発生する。トランスミッションは「ドライブロジック」を搭載した8速「Mステップトロニック」を組み合わせた。

動力性能は、0~100km/h加速が3.7秒、最高速は250km/hでリミッターが作動する。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が280km/h(リミッター作動)に引き上げられる。BMW M4 カブリオレ 新型BMW M4 カブリオレ 新型

駆動方式は4WDの「M xDrive」のみ

駆動方式は、4WDの「M xDrive」のみとなる。M xDriveは、高性能スポーツカー用に開発された4WDシステムだ。4つのホイールすべてに駆動力を伝達することで、エンジンのパワーを効果的に運動性能へと変換する。M xDriveには、素早くかつ正確に作動する新しい制御システムを採用している。これにより、フロントホイールとリアホイールの駆動トルクを可変配分できる。

駆動力の可変配分により最適化されたトラクションが、発進加速性能を引き上げる。Mならではの後輪駆動を意識したシステム設計により、スポーティなコーナリングでも、安定性と運動性能を実現しているという。

M xDriveシステムには、駆動トルクをホイールに伝達する専用のプロペラシャフトとアウトプットシャフト、ファイナルドライブの「アクティブMディファレンシャル」を組み合わせた。フロントホイールとリアホイール間の駆動トルクは、トランスファーケース内の電子制御多板クラッチが無段階に可変配分。左右のリアホイール間の駆動トルクは、アクティブMディファレンシャルが振り分ける。これにより、スポーツ走行の際や左右のホイール間で路面グリップの異なる場面において、トラクション、俊敏性、安定性を向上させるという。BMW M4 カブリオレ 新型BMW M4 カブリオレ 新型

ドリフトコントロールを可能にする走行モード

M xDriveとアクティブMディファレンシャルは、「ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)」とネットワークで結ばれており、走行状態に合わせて、2つのシステム間の協調を調整する。走行状況の変化に対応するため、トランスファーケースにはホイール・スリップ・コントロール機能が組み込まれる。これにより、フロントアクスルとリアアクスル間の回転数差は、セントラル・コントロール・ユニットにフィードバックすることなく、迅速かつ直接的に補整されるという。

通常の走行状態であれば、システムはすべての駆動力を後輪に送る。後輪が駆動力を路面に伝達しきれなくなった場合、初めてフロントホイールに駆動力が伝達される。さらに、ドライバーはセットアップメニューから、駆動力配分を設定することも可能。初期設定の4WDモードの場合、後輪駆動を重視した駆動力伝達によって、優れたトラクションと細かいコントロールが可能なハンドリング特性が得られるという。4WDスポーツモードでは俊敏性がさらに高まり、後輪に送られる駆動トルクの割合はさらに大きくなる。

このモードでは、ドリフトコントロールも可能だ。リニアな横方向加速度(横G)の上昇によって、コントロールが容易な状態を維持する。サーキットで最大の運動性能を発揮させるため、4WD スポーツモードはオプション設定のパフォーマンスタイヤのグリップ特性に合わせられている。DSCをオフにすると、2WD(後輪駆動)モードが利用できる。このモードでは駆動トルクを後輪にのみ伝達するため、経験豊富なドライバーであれば、DSCの介入に邪魔されることなく、純粋な後輪駆動の走りが楽しめる、としている。

《森脇稔》

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